« 「ここに来ているから、元気になれる」その③ | メイン | 学校給食センターへ »

2010年11月14日

【今週の1枚】初めての議会報告会

101113.jpg

 昨日は午後と夜間、今日は夜間で合計3回の議会報告会が終わりました。議会基本条例が施行され、とにかくまずは取り組んでみよう!・・・ということで初開催でした。どんな内容の報告会にすることがいいのか等々、はっきりいって手探り状態で進めているのでご参加いただいた市民の方には十分に満足していただけたかどうかが心配です。


 というよりか、「期待はずれに近い。」というコメントもいただいていますので、これをバネにして次の取り組みにつなげていきたいと思います。


 何と言っても、今までにはない取り組み。市民に開かれた議会、市民との距離を縮める努力をしている議会、市民と直接の対話ができる議会・・・・市民と一緒に多摩市の未来を考えることのできる場、議論できる場所になっていったらいいなあと私自身の思いは膨らんでいます。実際にそうなるかどうかは、私一人の思いでどうこうできるものではありませんが、まずは第一歩踏み出すことができたなと。まだまだ未熟な議会報告会だったと振り返りながらも、私自身はちょっぴりと充実感を味わっています。


 議会改革を引っ張ってきた安藤さんも「ようやくここまで来たんだから。」と思いをかみしめておられるようでした。「条例を制定することが目的ではなくて、その先が大事なんだから・・・。」といつもいつも安藤さんから聞かされてきた私。初めて開催した議会報告会で図らずも決算特別委員会の報告ができたこと、そのめぐりあわせに感謝。ありがたく思っています。


 「その先」に向けて、やっとこさ・・・つかまり立ちで歩き始めた議会。ご参加くださった市民の方の眼差しは厳しい中にもあったかい気がしました。

 こんな大事な時なのに、私はひどい風邪ひき。鼻声、喉が枯れて声が出なくなる寸前でしたが、何とか乗り切れました。今日はボーっと微熱があったようで、意識が朦朧としていましたが、予め準備していた読み原稿があったおかげで助かりました。「鼻づまり・・・鼻が重たい。」


 
 参加者の数は大掴みで・・・昨日は多摩センター・パルテノン多摩50名、永山・ベルブホール30名、桜ケ丘・ヴィータホール15名くらいだったでしょうか。全ての会場に足を運んでくださった方、昨日も今日も来てくださった方、昨日の多摩センター・永山と梯子してくださった方と私たちの取り組みに関心を寄せてくださっている市民の方の存在が励みになります。


 参加者の皆さんからは厳しいご意見も。特に「視察」に対する市民の視線は厳しいです。実際に視察に行く必要があるのか、視察をしてその報告はしているのか、視察をした結果がどのように市政に活かされているのか・・・・。そしてもちろん議員定数や議員報酬についても。厳しい状況の中で議会の努力が問われています。


 でも、議員定数や報酬については一定程度の数は必要だし、報酬も一定額は必要だというご意見もありました。結局のところ「働いていないように見える議会、仕事をしていないように見えている議員の行動」・・・・まずは、今の状況を伝え、議会を知ってもらう、議員を知ってもらう、活動内容を含めて理解を広めていくことを優先すべきかなと思います。


 実際に、「市議会に関する意識調査」の結果から浮かび上がるのも、市民には市議会のことが何も伝わっていない、市議会議員のことも知られていないという現状です。要するに市議会ってあるのかないのかもわからないし、市議会議員は選挙の時だけにあらわれる特異な存在としてだけ受け止められているのだろうとことがわかります。役立っているのかいないのかがよくわからなければ、「不要」と思われて仕分けされて当然かもしれません。それが市民感覚だろうと思います。とはいえ、阿部市長は名古屋の河村市長さんのごとく「市議会を仕分け」してしまうような荒療治を断行することはないと思いますが・・・。

 とりあえず、昨日今日とで行われた議会報告会で出された市民意見については整理され、活かせるはもちろん活かしていく方向になると思います。回収したアンケートの内容も見るのが怖い感じもしますが、どんな市民からの意見についても受け止められる議会であり議員でなければいけないなという思いはあります。どんな回答結果が得られているのかが楽しみです。


 参加者の方からは、せっかくの議会報告会などの場に市民の参加が少ないことへの残念さに言及がありました。市民が参加したくなるような場を作ってほしい・・・そのためにも「議員どうしでのディベート大会」のようなものを開催すれば、もっとギャラリーも増えるのではないかとのご意見もいただきました。私もゆくゆくはテーマ別でとことん討論会のような場がつくれたらいいなあと思いますし、議員同士ではなく、議員と市民でとことん討議を深められるような場があったらいいのになあと思います。


 一個人とか一会派とかではなく・・・議会全体で取り組むことの意義と価値を全議員で共有できた瞬間に議会はさらなる進化と発展を遂げるのではないかと思うのです。個人プレーの集まり=議会かもしれませんが、やっぱり個人競技だけではなくて団体競技も披露できなくては!なんて思う今日この頃。市民が望んでいるのは一人ひとりがしっかりと連携プレーして「議会」としての総力を高めていくことだろうなと思います。


 なぜなら、私が一個人、一市民として地方議会の望んできたことも「個人プレーではなくて、全員プレー、チームワークの良さを見せて!」ということだったので。どうやったら議員同士がもっと連携を深めながら、市政のために汗を流せるのかを考え続けていきたいと決意をしなおしたところです。

 そんなわけで、大野さんが撮影してくれた1枚です。大野さんは・・・民主党TAMA女性議員2人に囲まれて・・・日々・・・ものすごい気配り上手なのです。気遣いで倒れないように・・・と心配してしまうほどだったり(冗談じゃなく)。大野さん!ありがとう。【今週の1枚】に岩永本人の写真を掲載してほしいなあなんて声があったので♪

投稿者 hisaka : 2010年11月14日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/2407