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2010年10月19日
子どもたちが背負わされる社会のひずみ
今日は大野さんと清瀬市へ。児童養護施設「子どもの家」の見学でした。閑静な住宅街の一角にあります。まだ戦後間もないころに、クリスチャンだった方が開設した場所なんだそう。広い土地をゆったり活用した施設に子どもたちが共同生活する建物がありました。
施設長をされている大野紀代さんから施設の歴史や運営、そして保護されてくる子どもたちの状況など短い時間でしたが伺うことができました。
その内容は文章に表現するのがとても難しいのですが、「すべてすべて弱い子どもたちのところへのしわ寄せになっている」と何度となく繰り返して強調なさっていた施設長さんからの言葉が印象的でした。傷ついた子どもたちへの対応は「一筋縄ではいかない」と一人ひとりの子どものケースを頭に思い浮かべながら言葉を噛みしめながらの話は全てが‘重たい’ということです。
帰り際、大野さんと「我が身にも当てはめて考えてしまう。」と話をしたのですが、大人の気分で子どもに接してしまう場合も無きにしもあらずで、反省しなくちゃ~・・・・と。
子どもたちの数は減っているのに、児童虐待件数は増えている。本当は救わなければいけない子どもたちがもっといるのに施設が足りない。施設を担う人材も不足をしている。こんな状況をちゃんと改善して欲しい・・・かねてから思っていて、願っているところです。特に、東京都は少子化だからと子どもたちの一時保護施設を閉鎖する方向できていますが、そのために一時保護施設はいつも定員オーバー状態で、本来は保護すべき子どもが保護されていない状況があるという話は実際です。多摩市だけでは解決できない問題、これをしっかりと都政やら国政やらと連携できたらいいのに・・・と。陳情しなくちゃ!
投稿者 hisaka : 2010年10月19日
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