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2010年09月09日

9月定例会 結局、全会一致で補正予算は全て可決。

 昨日に引き続き、一般会計補正予算の審議からスタート。結果的に言えば、特別会計も含めて補正予算は市長提案通りに可決しました。修正案が出そうかも・・・という心配もどうなるのかと思っていましたが、結局は提出されずに最終的には全会一致で可決というのが結論です。もちろん各会派ともすんなり可決というわけではなく、さまざまな注文事項をした上でのことです。

 一番の争点は「民間委託化」。

 これは大きくは争点になった唐木田図書館のみならず、学童クラブの民間委託化の方向についても同様のことです。学童クラブについては全ての学童クラブを民間委託化する段取りで事が進んでいます。かなり丁寧なプロセスを重ねてきていることは以前にもお伝えしたとおりです。とはいえ、やっぱりポリシー(?)として民営化反対を貫く立場も存在します。どちらかと言えば民営化路線にNO!と唱えている共産党会派は苦肉の判断とも言えるかもしれません?・・・・・今回は民間委託化準備のための費用計上だから・・・という理屈をつけて、予算を認めました。ただし、保護者から民間委託化に対する反対の声が強烈に上がったとすれば、そこに対してきちんと応えていくことを宣言していました。民間委託化に対する保護者の不安や懸念事項を取り除いていくべきというのは言わずもがな。その努力を行政に求めることは当然のことでしょう。あっ・・・そう言えば、私も来年からは学童クラブ利用児童の保護者になる予定です♪


 さて、唐木田図書館の件。市長は来年の3月に開館するという切羽詰まったスケジュールを理由に、当面は致し方なく2年間という期間を限定し、業務の一部民間委託化に踏み切ります。その間に公立図書館のあり方全体を含めた方向性を確立したいとしています。スクラップアンドビルドの視点から、既存路線である図書館8館構想そのものの見直しもしていこうと考えている気がします。(これはちょっとした憶測です。)


 そういう諸々の市長の辛い立場を理解したから?ゆいの会は昨日までは修正案を提出する段取りだったようですが、「2年後には必ず直営に戻してほしい!」ということを強く要望し、消極的に補正予算全体には可決表明をしました。かなり、粘り強く「なぜ、民間委託化を進めるのか。」「民間委託化によって公共図書館が崩壊する。」という立場を主張していました。


 私が今回の民間委託化について思うことは・・・・‘試行’なおかつ2年間という期間限定・・・・という条件で仕事を受託してくれる事業者がちゃんとあらわれるかどうか。企画提案方式で事業者を公募するので、複数の事業者に企画をしてもらい、その中から委託先を選びたいものです。1社しか応募がなかったとしたら悲惨です。そのことが一番心配。さてどうなるかは蓋をあけてみなければわからない・・・ということです。


 「トライ&エラー」


 今回の唐木田図書館の問題のやりとりで飛び交っていた言葉です。


 明日は総務常任委員会です。結構審査が難しそうな陳情案件が出ています。外国人参政権に対して反対してほしいという内容の陳情など。どんな審査になるのでしょうね。

投稿者 hisaka : 2010年09月09日

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