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2010年08月18日

9月定例会に向けて

 午後から9月定例会に提案される予定の議案説明。補正予算、条例改正案などについて一通りの説明をもらいました。副市長、企画政策部長は新しい顔ぶれで何となく新鮮さがありました。

 補正予算はいつもながら「緊急性がありやむを得ず計上」との考え方の説明がありましたが、一体・・・どの項目に緊急性があるんだか?と誰しもが結構疑問に思っていることが多そうです。噂どおりに?唐木田図書館については民間委託化に向けた導入費用が計上されていました。あとは来年度から3つの学童クラブが民間委託化される予定になっているので準備経費の計上(ちなみに委託されるのは愛宕南、聖ヶ丘、貝取で分室扱いになっているところ)されていました。学童クラブは今後、全て民間委託化される方針になっており、利用者である市民(保護者)、働いている職員(労働組合交渉)などと丁寧な話し合いを進めながら、最良の体制を構築していきたいとしています。いまや多くの保護者は保育時間の延長を求めているので、民間委託化されると同時に現行18時までを19時までと開所時間を伸ばす方向になっていくようです。

 ところで、これがどれほどの緊急性があるのかわかりませんが、旧東永山小学校跡地のビジネススクエア多摩がベルブ永山4階に移転し、本格稼働するのをにらんだ準備経費も計上されています。‘準備経費’だからやむを得ず計上なのかもしれませんが、なぜこの時期に?というのに疑問がないわけではありません。産官学の連携で運営するそうで、その事務局は既に多摩大学が担うことで話が着々と進んでいるようです。「なぜ、多摩大学?!」という市民の素朴な疑問に対し、一体どのように回答をするのだろう?・・・これについて明確な理由がない気がしています。単に「地域にある大学だから」というだけで納得合意を得ようとしても難しいと感じるからです。このあたりにモヤモヤ感というか、違和感を感じずにはいられない私です。


 補正予算では他にも国民年金に対する相談が件数増加とともに内容が複雑、高度化しているために相談員を新たに雇用(嘱託職員)する費用計上、東愛宕中学校の校庭芝生化のことなど・・・やっぱり緊急性がわからないと思わず呟いてしまいそうな内容になっていますが、補正予算額は総計で約2億円弱です。昨年度の繰越金で何とか凌いでいる状態で、新たな歳入確保策に何の手だてもなければ・・・・と思います。新たな歳入に見込みが立ちにくいとするならば、やっぱり支出・歳出にきちんとメスを入れていかねばなりません。


 上記のことも含めて、9月定例会前の民主フォーラムTAMAの議会前懇談会は今週末(8月22日14時から/関戸公民館会議室)です。ちなみに、条例改正の提案については育児休業法などの法改正に対応するもの中心なので、口の挿みようがないですね。育児休暇などをとりやすくする改正になっていますが、実際問題として、特に男性の休暇取得率は惨憺たるもの。法が変更したって、条例が変更したって現状と様子がそれほど変わるものではなし・・・と言われないような取り組み方策を合わせて提案してもらいたいと考えています。

 今日は盛りだくさん・・・9月定例会の議案説明の後で、第5次総合計画の基本構想原案の説明もあり、久しぶりにコッテリと市政に浸かりました。一つ一つ丁寧に内容を見ていかねばならなそうです。

投稿者 hisaka : 2010年08月18日

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