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2010年07月13日

やっぱり事務局はすごい。

 今日は午前中に決算特別委員会のことで打ち合わせ。2か月も後のことを今から打ち合わせ・・・・?ということなんですが、今度の金曜日、決算特別委員会に合わせて設置される‘理事会’の開催が予定されているので、それに先立つ事前のレクチャー。

 渦中にいる現場の一人としては(?)・・・・どうして、こんなにも全国から注目されているのかいささか疑問でもある「議会における事業評価」。決算特別委員会で毎年試行に試行に試行に試行に試行を重ねながら現在に至っているのですが、ついに議会基本条例で

(決算・予算の連動)
第9条 議会は、決算審査に当たって、市長等が執行した事業等の評価(以下「議会の評価」といいます。)を行わなければなりません。
2 議会は、予算に十分反映させるため、議会の評価を、市長に明確に示さなければなりません。
3 市長は、議会の評価を予算に十分反映させるよう努めなければなりません。
としてしまったので、やらずにはいられないのです。


 私は・・・・・「議会の評価」と言っても中味を詳しく見てみれば単なる議員と会派の個別の評価の羅列に過ぎず、議会全体の評価になっていないことへの疑問、だからこそ市長サイドからも「位置した評価をいただかないと対応のしようがない」と言われてきたわけで、試行中の「議会の評価」を条例に盛り込むことへの懸念、正直言って、試行中の「議会の評価」を条例に盛り込むことへの懸念の方が大きかったわけですが、議会全体としては「議会の評価」こそが多摩市議会の特徴であり、特記すべき活動でもあるということで条文にしてしまったので、そこから逃れることはできません。


 いまさら、後悔もしようがないので、私にとっては気を取り直して、何とか「議会の評価」を進めていかねばならないと考えてます。

 あっ、委員長なので。


 というわけで、今日は委員長として事前のレクを受けたのです。私は‘副’の経験はありますが、委員長という仕事は初めて。ですが、事務局がこれまでの経験の積み上げでばっちりとサポートしてくれることがわかりました。「さすが!事務局」。


 今日は何よりもそのことを実感させられました。議会運営についてはやっぱり、生き字引のような事務局職員が必要になり、それは3年もしくは5年サイクルで人事異動していては務まらない仕事のように思います。おまけに多摩市議会の場合にはここ数年で活発化したというのか、事務局を忙しくしているというのか、かなりのアレヤコレヤと事務局の手を煩わせつつ議会基本条例制定の取り組み(アンケート調査、出前委員会などなど)、そしてまた試行に試行に試行中の「議会の評価」なども実施しているので、ノウハウが必要となります。それにこの間、予算の修正案とか何だとか・・・・議会運営においても従来には考えられないイレギュラーなことも数多くありましたし。

 そういう場合にいかに対応できるのか・・・・身のこなしは重要です。いちいちに全国何とか会(全国市議会議長会とか)に問い合わせて、「こういう場合どうするのか?」なんて問合せをしている暇はないわけです。モタモタしていて議会運営などが停滞すれば、議長をはじめ、議員から冷たい目線で見られることは織り込み済みで、職人芸のように議会運営に熟知熟達することが求められるのが事務局職員。私は「想定外のことがあったら、モタツクのも仕方ないじゃない。」くらいに思うのですが、事務局職員が粗相なきように振舞わないといけないと常に常に緊張しているあの雰囲気って一体何なんでしょう?(と個人的には思っています)そんなに議員って偉くもなければ凄くもないのに・・・・と。

 で、今日は偉くもなく凄くもない一議員=委員長になってしまったので、事務局にばっちりとサポートをいただけることを確認し、安心してこれからの委員会に臨めそうでホッとしています。「困ったときの事務局頼み」で2ヶ月後に向けて準備が進んでいきそうです。

投稿者 hisaka : 2010年07月13日

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