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2010年07月16日

9月×日が議会基本条例の施行日に。

 午前中に議会運営委員会があり、議会基本条例の運用ルールがようやくまとまりました。3月に制定されてから、半年を超えない範囲で施行することとなっていたので、とかく運用ルールを急ぎ決めていかねばならず・・・・何度となく話し合いを重ねてようやくゴールにたどり着いた感じです。あとは代表者会議に再確認したのちに(代表者会議に関する規定もあるので)、改めて確定させ、速やかに施行日を決めていくというのが段取りです。施行日にについては市役所内部的な手続きがあるので、例えば9月1日という格好で予め決めきることができないとの話でした。一つ一つの手続きと段取り、事務的な流れについても「へー」「ふーん」ということが多く、条例制定を通じて得た学びは多いです。


 約1時間ほどで議会運営員会が終わり、その後は決算特別委員会の運営について事前準備会を開催。各会派から選出されている理事(ほとんどは議運のメンバー)を集めての協議です。議会における事務事業評価をどうやって進めていくのか?このあたりは各会派というか各議員と言った方がいいのかもしれませんが、見解は似て非なるものというのが実情です。例えば、評価をするために点数化をするのですが、「数値化すること自体疑問」という声もありますし・・・・。
 それから、最も大きく見解の相違が浮き彫りになっていることは「できるだけ議会全体としての表現をすべき。」という立場と「無理に見解を一にまとめる必要はない。さまざまな意見があるということを示すことも議会としての表現だ。」という立場。前者は議会の合意形成にこだわり、後者は違いがあってこそ議会であり、無理やり合意形成するような性格ではないと主張するもの。この両者の立場の違いは鮮明でくっきり・・・・かなり平行線で折り合いつけるのは難しそうなのです。
 確かに違いがあってこそというのもわかるのですが、議会評価の結果が各議員や各会派でバラバラだと・・・評価を受け止める行政側も「どう理解していいのやら・・・」となるのも当然。やはり評価の結果について、行政が好き勝手理解して受け止める余地を残すのではなく、議会として見解をまとめて突き付けるくらいまでになるのが私も理想。


 今回の決算委員会ではそこまでの域に達するかどうかは・・・・?次の事前準備会でも議論になりそうかも。空中分解しないようにしなくては・・・・。


 今日は三鷹市から20人を超える議員と職員の御一行様が多摩市議会への視察。あの三鷹市からわざわざ多摩市へ?!というだけで驚きです。私なんぞは三鷹市はお手本なのに。私は午後からはひとしきり控室にたまった書類の整理をして(整理というか一年間見ていないものは廃棄。なぜなら、何が保管してあるのかもきっと忘れているから。)、その後・・・職員との意見交換。内容は創業支援のことを中心にNPOセンターのことも含めて。現在、東永山小学校跡地に存在するビジネススクエア多摩は試行期間を経て、本格運用をしていく流れですが、敷かれたレールというのか何なのか・・・噂どおりにベルブ永山に移転してくるようですね。私としては「似て非なる存在」と説明を受けながらも、全くそうは思えないNPOセンターとの統合合併を希望するわけですが、それぞれ施設の成り立ち、経過が違うのでこれまたそう簡単に整理統合廃止みたいなことにはならない・・・というができないようで。


 このあたり、また会派でも議論しなければなりませんが、とにかく行政が抱えている業務は減らしたいし、効果的に税金を使う必要があるし、部署は違うだけでやっている内容はほぼ同じ「似て非なる」はできる限り整理していきたいという方向に照らしながら、「事業の優先順位」決めていかねばなりません。

 明日は会派のメンバーで藤沢市の事業仕分けに出かけます。市民が参加するということです。阿部市長の公約にも市民による事業評価(事業仕分け)という発想がありそうだったので実際にみんなで見に行くことにしました。来週は稲城市でも事業仕分けが行われます。すでに日野市などでは事業仕分けという格好ではないかもしれませんが、市民が事業評価に関わっている事例などもあるのでそれらも参考にしていければと考えています。
 私としては議会主催で市民参加のものと事業仕分けを実施したらどうかと考えます。・・・あっ、その前に議員が仕分けられちゃいそう・・・ときつい冗談・・・かなり真顔で言われた一か月前を思い出します。

投稿者 hisaka : 2010年07月16日

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