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2010年06月11日

6月定例会 一般質問3日目 議会が活性化する秘訣?!

 一般質問が続きます。市長が交替する効果の発揮度合い?!というよりは、私にとっては支援してきた人が当選して市長になった・・・・古臭い表現なおかつ不適切な表現で言えば、私は‘与党’的な立場の議員の一人。

 つまりは、議会側、議員側にとっても今回の市長の交代は‘与党’‘野党’の入れ替えみたいな意味があるのですが・・・・今日の発言者一番最後の公明党会派の小林さん、「職員給与問題」に対し、かなり市長に対して伸び伸びと言いたい放題で発言していたという感じです。さすが、これまでは与党的存在だったため、職員給与問題についても認識し、指摘はしていてもそれほど強い態度で前市長に課題解決を迫ったことがないのに。ある意味で、小林さんはこんな風に生き生きと質問をするのかと・・・議員も立場が変われば質問の仕方も随分と変わるんだなと言うことを目の当たりに。


 議員が活性化するという感じ。これもまた市長交代による大きな効果と言えそうです。職員給与問題については、昨年来「日本一高い職員給与」をどうするのかが懸案事項になってきました。4月の市長選挙でも全ての候補者がこの問題に解決策を講じていくと公約してきたのは記憶に古くありません。阿部市長もその公約通りに取り組もうとしているようですが、あわせて職員の意識改革こそが何よりも重要だと繰り返し発言をしていました。職員のモチベーションが低下している今の状況の改善が優先すべきことだとの認識のようです。


 とにかく信じられないくらいに残業をしている職員の存在。小林さんが行政に提出させた資料によれば、平成20年度に残業代1番!の職員は恐るべし473万だったとか。異常ですよね。仕事量の適正化をすべきでしょうし、そんな残業時間を放任?!認めている管理職も管理職。平成21年度についてはかなり縮小し、269万円というのが残業代1番の金額のようですが、残業に残業を重ねることは体にも悪い。阿部市長は残業を減らすような業務改革がなければいけないと述べていました。


 公務員の給与と言うのは人事院勧告を鑑みた、東京都人事委員会からの勧告により適正に維持されることになっていて、一定の制約があるとされます。そこに地方自治体が大胆に見直しを講じれない理由もあるのだと思いますが、阿部市長はそこを踏まえても、見直すことの必要性を感じていることはいるようです。何と言っても「統括係長級になれば平均給与が869万円で、残業代がついたとしたら、あっと今に部長の給与額(平均1103万)と逆転するじゃないか!・・・・これだと管理職になりたいと思う人だって出てこないし、部長がかわいそうだよ~・・・・」と小林さんが指摘をしたように、事実関係をしっかりと把握したうえで、阿部市長には公約に基づいた取り組みを進めてほしいものです。


 また、小林さんは「市長がなかなか動かないとすれば、議会としても対応が迫られるかもしれない!」などと発言。議会でも特別委員会か何か、調査プロジェクトを結成して、市役所職員給与問題に切り込もうというような立場での発言がありました。・・・・おおっ!前向き。今までにはない前向きな発言が、議長経験もあるベテランの議員から発せられたことは力強いことでもあります。阿部市長も「ぜひ、議会の皆さんも一緒になって取り組んでいきましょう。」と述べられたことを考えても、「小林さん!ぜひ発言の通りに行動を進めてみませんか?!」と私も言いたい!

 なるほどなるほど・・・・今回の市長選は議会内での構図も大きく変わったわけで、そのことの効果効用もあるのかと今日は学びました。「阿部市長、待ってろよ!」と宣戦布告をし、阿部市長と徹底的に議論をしていきたいと息巻いている議員さんもおられますし・・・・まだまだ一般質問残り二日も目が離せない展開になりそうです。これまで、さんざんに前市長に対する「よいしょ」質問をしてきた議員が・・・阿部市長を支援してきた議員に対し「よいしょ質問だ~」なんて野次を飛ばす光景も新鮮です。(岩永ひさか一般質問通告書はこちら

◆阿部市長の所信表明が動画で見れます!→こちら(たまプレさんから

投稿者 hisaka : 2010年06月11日

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