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2010年06月09日

定例会がスタート!

 定例会が始まりました(→たまプレ)。今日は阿部市長の所信表明演説があるので、傍聴席は満席。傍聴席35名限定・・・ですので、入りきらなかった傍聴者の方々は第一会議室にて音声放送を聞くという感じです。やっぱりインターネット中継でもやっていればいいですね。臨場感には欠けるかもしれませんが、わざわざ議場に来なくても、自宅で視聴することが可能になればいいので。・・・・私としては第一会議室で音声放送を聞くよりは、市役所1階のロビーのテレビでは議会のテレビ中継があるので、職員の方は傍聴席に惜しくも入場できなかった市民の皆さんに案内したのかな?なんて気になりながら、熱気あふれる議場で市長の演説を聞いていました。

 所信表明演説はとても長くて、演説の予定原稿が配布されているのですが、45分くらいかかりました。ちょっと疲れました。原稿が配布されている私(議員ら)はいいわけですが、傍聴者などには演説全体がどう印象に残ったのだろう?と思います。パッションに欠けるとか酷評な市民の方もおられたようですが、私は無難な滑り出しを飾る内容だと感じます。ただ、平和社会の実現に対しては、阿部市長は市民活動でもご自身が関わってきたこともあり(多摩市平和展など)、今までにはなく積極的姿勢を感じました。


 市長の演説が終わったら、議員の一般質問に移りました。今回は「市長所信表明について」を大テーマにしながら質問する議員が多いです。
 当然ながら、答弁に立つ市長の姿勢に注目されるわけですが、これも今までにはなく、積極的に答弁に立たれ、「自らの言葉でしゃべる」市長の姿が新鮮でした。まあ、市長の所信表明に対しての質問に部長たちが答弁に立てるものではないわけで、自ら答弁するしかないのかもしれませんが、それにしても阿部市長はまじめな人柄が答弁の仕方そのものににじみ出ていて、かなり丁寧な説明や解説もしてくださるので・・・・議事進行的には少々辛いかも。答弁側には時間制限がないので、答弁が長くなるということは、それだけ時間が延びてしまうこととなり・・・残業!みたいな。


 傍聴席のリピーターである市議会ウオッチャーのメンバーの一人は、「市長は答えすぎなくていい!」という感想を述べられていました。また、他の傍聴者の方からは、「できる限り部長答弁をしてもらう」ことが必要で、阿部市長には部長の答弁が議員の質問意図に合致しているものいなっているのか、逃げの答弁になっているのかなど・・・・得てして行政答弁は硬直化し、なおかつ質問に答えていない場合が多すぎるので、その実態をまずは把握してもらいたい!という感想をいただいています。確かに、答弁というのは「いかにまともに答えないか」ということが重視される傾向にありそうなので、後者の傍聴席からの意見は一考に値するかもしれません。


 阿部市長が就任して今日で50日目を迎えたのだとか。市長にとってはあっという間の50日でしょうね。国の政権交代にしろ・・・・・少しずつでも確実に変わっているところはあるのですが、「激変」にならないのは事実。じっくり見守っていく姿勢なくしてはならない・・・・・と肝に銘じながら、来週月曜日の質問内容を考えてみたいと思います。脈々と流れ、積み重ねられていた歴史を一瞬にした立ちきってしまったら、それこそ路頭に迷うだけ・・・・阿部市長の50日間の苦悩はなかなかまだまだ序章に過ぎず、それを苦悩云々と言っていては職務務まらないはずですし、弱音を吐く暇もないと思っているのですが、「何せ大変だ!」と私・・・・感じています。
 阿部市長の「製造者責任」・・・という表現が語られているのですが、私もその一人に間違いなくなるわけで。市長の意向をきちんと確認もしつつ、それでも今までの継続性を大事にする部分も必要でしょうし、議員としてはその継続性を念頭に置きながら、これからの方向性をともに見出していくような作業が求められるのかもしれません。「改革断行」と言っても、市長の独断で進めることはやっぱりできないのが事実。私たちも独裁者リーダーを誕生させたわけではありませんし。


 というわけで、全然縁もゆかりもないような市民の代表が市長席に座ったのが初めて。ですので、職員にとっても海のものとも山のものともわからない・・・というのがどこか本音のところにはあるような気がするのです。そのせいか、市長席にお座りになっている市長とその他部長さんとの間にもガラスの壁が見えるような気がしました。50日くらいでは人間関係をつくるにもまだまだ十分ではないはずですし・・・・まずはお互いを知るための「腹の探り合い」をしている最中なのでしょう。ぽっかりと市長席だけが部長席などから切り離されて浮いている気がしたのは私だけでしょうか?

 どうぞ傍聴にお越しください!

投稿者 hisaka : 2010年06月09日

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