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2010年06月01日

6月定例会の議案説明

 今日は午前中に学童クラブの今後の方向性について担当課長にヒアリング。保護者の間には、延長される学童クラブとそうでないところがある・・・・との情報が広がっていて、サービスの格差が話題になっています。6月定例会の補正予算では、育成時間の延長を実施するということで、民間委託化していうる3か所から現行の18時まで→19時に1時間延長する予算が提案されます。これは都型学童で、東京都が実施する事情に則って行うもの。端的にいえば、東京都の予算をひっぱってきて実施する事業なので、都が示しているガイドラインよらなければなりません。ですので、民間事業者が実施しているクラブが補助の対象となっており、ギリギリの予算のやりくりをしている多摩市でも、まずは民間事業者に委託化しているところで‘試行’という形で進めていくことにしています。

 保育園の待機児解消も問題になっていますが、同じく学童クラブにも入所待ち希望者が多く、とにかく希望者は全員入れるようにしてもらいたい!との声もあります。地域差もありますが、学童クラブへのニーズを把握し、対応していかなければなりません。「働いて、やっと生活が成り立っているのだから。」という声を耳にすることは多いです。


 さて、今日は一般質問の通告書を提出しました。発言順は20番目となりました。「いつも順番が後のほうですね~。」と補選で当選したばかりの大野さんから。幸か不幸か後の方。市長が変わって所信表明に関する質問をする議員さんが多いと思うので、今回の場合は後に回ってくると・・・・他の議員さんと意見がかぶってしまったり、言い尽くされてしまったり・・・なんてこともあるのではないかと想像しています。明日の午前中が締切日なので議長を除いての全員からの通告書が出揃うことでしょう。


 午後になり、市長からの議案説明。肝心な副市長の人事についてはもう少し検討をしたいとのことで具体的な氏名の発表はなく、定例会中でも準備が整えば、追って議案提出するとの話でした。あとは人権擁護委員の推薦についてや文言整理などを中心にした条例改正案が提出されそうで、あまり問題になるところはなさそう。


 やはり注目されるのは補正予算です。というのも、3月定例会で示されていた段階では・・・・市長選挙が終わったのちに提案予定の政策予算として約21億円分あるとされていたからです。少なくともそれは渡辺市長時代に検討されていたものと認識しているので、阿部市長になってどう対応されるのだろうかと考えていました。でも、2か月余りの中で、そう簡単にどうこうできるものではないのでしょうね・・・・前市長時代に参考資料として示されていた政策予算約21億円が少し絞られて、6月の補正予算の額は約16億円。項目内容を見てみれば、ほとんど参考資料内容との変更はなく、市長公約の実現のために必要な予算として説明を受けたのは2項目。一つが地域自治のあり方の調査検討、もう一つが市民参加による公開事業仕分けに関して行政評価市民委員会の設置・・・・というもの。それぞれ約28万円、約90万円という予算。

 阿部市長の公約を活かした部分は約118万円ということになります。もちろん全体を提案するのは市長ですし、阿部市長が予算査定を一つ一つ行っていると思うわけですが、それにしても純粋なところ・・・と思えば全体提案額約16億円のうちの・・・・一体・・・・・何割何パーセント?!


 議案説明の後、会派でも少し意見交換しましたが、6月補正予算への対応について判断難しいところがありそうです。阿部市長を応援したということでは、最初から反対姿勢というのはなかなか取りにくいわけですが、正直、この予算の内容に関しては認めがたい内容も含まれているのが事実。これから意見調整をしていかねばなりません。


 なかなか気の重い定例会になりそうです。

投稿者 hisaka : 2010年06月01日

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