« 近づく参院選。 | メイン | 近づく参院選 その2 »

2010年05月26日

注目と期待が集まる所信表明

 「市長が変わってどう?」


 たまにお会いした方から開口一番で尋ねられることの多い一言です。「そんなにすぐには本領発揮とはいかないですよね。」というのが私の答え。


 市長が目指していくまちづくりの方向性については先般のたま広報(5月20日付)の一面を飾る記事になっていたものの、それを見ても抽象的でよくわからないので、実は来週に迫った一般質問通告書の提出を前に、果たしてどうすべきか?と頭を悩ましているところです。市長が6月定例会の冒頭で発表する所信表明については‘案’として原稿が事前配布されることになっていますが、それが明後日。とりあえず、それを待ってみるかと思っていますが、どうやら学校給食センターの調理業務民間委託化及び唐木田図書館の民間委託化については前市長時代の流れを踏襲することにはならないようなので、私はそのことを中心に市長の意向を尋ねたいと考えています。


 市長が変われば政策が変わる。


 当たり前のことで何ら否定するものではありません。でも、前市長時代に職員が積み上げてきた仕事をちゃぶ台をひっくり返すごとくで全て否定することもできないはずです。市政運営のかじ取りは難しい。特に財源、税収そのものが縮小することを前提にしなければならない現状で、そう簡単にオリジナリティを発揮することは難しいといえます。新しい取り組みを始めるのであれば、何をやめるのかを明らかにすべきですし、政策・事業の優先順位をいかにつけていくのかが問われます。前市長の政策に対応してきた職員組織にも軌道修正を迫ることになるわけで、変革には軋轢がつきものとはいえ、職員全体がどのように市長交代に向き合っているのかも気になるところです。


 職員も忙しそうなので、声かけづらい感じ。


 と思わず気を使ってしまうのですが、本当はそんな遠慮はいらないのかのしれませんし、遠慮を持つべきではないのかも。ただ、市長の方針がもう少し具体的に見えてこないと、職員自身も右往左往しているような気もしていて、やっぱり明後日の所信表明案の配布を待ち望まれます。

 行政には継続性があるとはいえ、市長が交代すれば大きな政策の流れやまちづくりの目指す方向が変わることもあるわけで、将来にむけた多摩市のまちづくりのシナリオとも言える第5次総合計画の策定も本格化します。それについては計画のベースの考え方となる総合計画審議会の基本構想への答申書がありますが、これは踏襲していくのかしら?総合計画については幅広い市民参加方式を取り入れていきたいとのことですが、それはどんな市民参加の方策なんだろう?


 そう言えば、自治基本条例に対する市長の評価や課題に感じているところはどこなんだろう?


 今日は午前中に参院選対応で小川敏夫さんの政策宣伝カーが多摩市入りをしたのでちょっとだけ道案内など手伝いをし、午後からは「どうするかなあ。」と頭を悩ませながら、雑事をさまざま。たまったメールへの返信がこれまた大変で時間のかかる作業だったり。来年の統一選に向けた問合せもちらほらとあったりするんです。多摩市の方に限らず。


 明日は晴れやかになるのでしょうか?あまりに寒くて冷え込む夜。暑さに体が適応してきたのでそれほど気温が低くなくても冷たさを感じます。冬服をひっぱりだしてこないと風邪ひきそうです。

投稿者 hisaka : 2010年05月26日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/2255