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2010年04月15日

市長が変わり、議会も変わる?!

 議会運営委員会がありました。議会運営委員会は3名以上の交渉会派により構成されています。民主党TAMA会派は昨年の夏に2名になり、交渉会派でなくなったためにオブザーバーに降格(?)。そのかわりに、自民党会派が1名を増やし、2名体制で議会運営委員会メンバーを構成していました。

 でも、補欠選挙の結果を受けて、自民党会派の1名が辞任したそうです。改めて、民主党TAMAが議会運営委員会に復帰できることになりますが、その手続きの準備が進んでいるということですね。今日はまだオブザーバーのままでしたが、5月の臨時議会を経て正式メンバーとして議会運営委員会にも参加できることとなります(昇格?)。

 この間、議会内の構成でいえば、多摩市議会自由民主党→みどりの会・自由民主党(だったかな?)・・・ここから、「みどり改革クラブ」という風に分派し、新たに1名会派が設立されました。なので、今日はオブザーバーが1名増えていました。


 さて、議会基本条例の具体的規則その他を決めるための議会運営委員会の開催でしたが、結局は今日のところのは説明に終始してしまい、委員間での意見交換などは先送り。あとは6月の補正予算をにらんだ議会費の計上ということで「議会基本条例関連予算」として、広報宣伝費や議会報告会開催に関わる施設使用料など最低限のものを予算化すべく、市長に嘆願(?)しなければいけないという段取りです。


 「財政厳しくて、削減を感がなければいけないのに、議会費を増やすことを要求だけするのもなあ。」というため息も。

 「だったら、議会は増やす提案と同時に何を減らすのかも提案しないと説得力がないじゃない!」というご意見も。

 ざっと見積もっても100万円はいかないと思うわけですが、ギリギリとコスト削減を求めている議会(議員)自らが、縮減することを提案していかないと「議会、何やってんだ。」と言われ兼ねないというのはその通りですね。

 厳しい現実。乗り越えなければならない現実。

 それにしても市長が変わるタイミングに、議会基本条例が制定されて本格稼働していくという絶好のチャンスというかめぐりあわせ。市長も市長で問われるものの、議会も議会で、議員も議員としてそのあり方を問われます。

 「議会を評価する仕組み」


 議員を評価する仕組みと言えば、ある意味で4年に1度の選挙なのかもしれませんが、それとは別の観点で、議会の議会基本条例に対する取り組みを評価するのは一体誰?・・・もちろん市民であることはまちがいないのですが、議会の取り組み方に物申すご意見番というか、議会が耳を貸さざるを得ない存在というか、継続性が担保されていく「議会評価の仕組みをつくる」って大事なことかもしれませんね。
 議会基本条例を制定する過程で行った市民アンケートはもしかすると議会評価の仕組みの一手法かもしれませんが、それだけではやっぱり不十分。やはり何かしらの手法を取り入れることができたらと思います。合わせて、議長や副議長その他議会の役職についている人材に対する評価があってもいいかもしれません。評価もするし、評価もされる・・・という緊張感があって発展していく部分もきっとあると思うので。

 市長が変わり、議会も変われるのか?!・・・・・まだ、スタートラインに立つための準備中。

投稿者 hisaka : 2010年04月15日

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