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2010年04月14日

応援した市長が当選するということ。

 今日は午前も午後も市民の方にお会いして、色々とご意見を伺いました。地域で根ざして暮らすということの意味を考えさせられました。色んな考え方や価値観を持つ市民がいるということをお互いに認め合わなければ「排他的」な地域になってしまう場合もあります。地域のつながりをそれなりに維持していくためのリーダーシップは必要だと思いますが、「お山の大将」的であっては上手くいかない場合もあると思います。それは組織運営のことでも共通して言えることかもしれません。

 ところで、応援した市長が当選するということはどういうことなんでしょう?・・・今日も「頑張ってくださいね。」と声をかけられたのですが、「市長と一緒に頑張ってください!」という言葉・・・なかなか解釈が難しい。

 選挙で応援した応援されたという関係を保持することだけに傾倒してしまうと、単なる惰性と馴れ合いで動いていきそう。市長自身がどんな考え方を持ち、市政運営を進めていくのかにも関わってきますが、つい先ごろまでの「是々非々」とは少々異なった立場になりそうです。「民主党がしっかり市長をサポートしなくちゃ!」とおっしゃる方もおられるのですが、それもまたスッと心に落ちない言葉。サポートの仕方を考えていかねばならないのでしょうね。


 「市長を応援しているし、支えているから責任感があるし、よっぽど我々の方が厳しいことを市長に言ってるんだよ。」と聞かされてきたわけですが、本当にそんな関係になれるのでしょうか?・・・・ここってかなり微妙。民主党は民主党は・・・と言われても、議会内議席数だけで見れば、やっぱり私たちはようやく3つ目の議席を確保できたという弱小会派であることは変わりがないし。


 新市長の就任は4月21日。議会運営の在り方も大きく変わっていくのかどうか?議会主導で地域政治が変わるというよりは、他の自治体を見ていても首長主導型で地域政治が変わっていく方が多いわけなので、議会基本条例に魂を込めていく意味では議会も奮闘しなければならない一方で、市長がどんなスタンスで議会や議員と対置するのかにかかっている部分も多い。どうなるやら?


 私は新市長が示したマニフェストの内容にまずは具体化を求めていかなくちゃと思っています。なぜなら、その実現可能性を探っていくとしたら、現段階で示されているものはお世辞にも具体的とは言えないので。具体的になっていないと、議会としても対応のしようがないですね。たぶん職員も。

 明日は議会運営委員会。議会基本条例の運用を進めるための具体的方策をルール化することが議題です。

投稿者 hisaka : 2010年04月14日

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