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2010年03月12日

予算特別委員会3日目

 今日は民生費、福祉系事業の予算てんこ盛りで高齢者、障害者、子ども、生活保護関連のことから、衛生費に入り、こちらも健康、食育の福祉系事業と公害対策、環境(公園など‘みどり’系除く)、ごみ関連予算のことへと質疑が相次ぎました。


 民生費で議員同士の火花散ったのが学童クラブ問題。学童クラブは民間委託化に向けた動きがあるために、「直営ありき論」での主張が展開されたため、・・・黙っていられないとばかりに「民間委託推進論」(というわけではないと思うけれど)の主張も披露され・・・・答弁する行政側はまさに板挟み状態に。とにかく民間委託の推進が単なるコスト削減で「安かろう、悪かろう」につながると断定されても困るわけで、かと言って、民間委託の推進には不安も背中合わせという部分も決して否定できないとも思うからです。
 まずは必要な学童クラブという市民へのサービスを継続させること。言ってみれば、安定的に将来にわたってサービス維持することが必要で、さらにはそのサービス水準についても拡充が求められるところ(待機児を出さない、預かり時間の延長等)。そこにどうやって対応していくのかを考えることが必要です。

 その手法として直営方式が望ましいのか、それとも民間委託方式でも対応できるのか・・・・何でもかんでも「民間でできるものは民間で」というのはどうかと思いますが、多摩市の場合、学童クラブの民間委託についても一定のガイドラインを設け、「委託先の事業者について「市内の保育園・幼稚園を運営し、乳幼児の保育・育成の高い専門性を持っている社会福祉法人・学校法人」に制限をしているところは注目(この件についてはちょっと詳しく書いたのはこちらのニュース)。このガイドラインをどこまで守ることができるのか、そして民間委託先の事業者と行政の信頼関係もきちんと構築しておくことも必要だと思います。民間事業者と行政とがともに「地域で健やかに子どもたちを育む環境」を力を合わせて整えていく・・・そのパートナーシップこそが重要になるでしょう。その関係性をどうやって育み、継続させ、発展させていくのかが鍵だと思います。


 「直営ありき」


 この発想では現状を打開することができず、硬直思考になってしまうので、最終的な結論は「直営」となるにしても、やっぱり柔軟な思考を持っていたいものです。


 ところで・・・衛生費で話題になった省エネサポートデスク。何だか、平机を出して、2人の人が座っているだけで、一体何をやっているのかが見た目にわからない・・・という状態は問題だとの指摘が・・・・。
 

 「確かに。」


 座っている人はいるんだけれど、何のために座っているんだかわからない状態という話を・・・・私も噂?で聞いていたので。

 さらに、今日の指摘には議場から失笑。なぜなら、寒い場所(市役所の1階ロビーなどは風通りがよく足元が冷え冷えする)にデスクが設置してあるのに、「省エネ」ということでストーブも与えられていなかったと。せっかく省エネサポートデスクに関わろうとする市民の意欲が萎えるような所管の対応ぶりだったと。確かに「省エネ」ということで我慢我慢の我慢の子を強要したくなる気持ちもわかりますが、市役所1階ロビーは辛いものがあり、やはり臨機応変、場合によっての対応で何とかするべきですよね・・・。


 その他、環境教育については相変わらず都市環境部と教育委員会の連携体制があるようでないこと・・・というよりは環境が重要と言いながらも、はっきりいって環境に対する取組みに意欲が感じられないことなど指摘されていました。


 「環境の世紀」


 と言っていながらも、「環境部」を廃止し、ごみ関連は‘市民協働’との関係性が深いとのことで「くらしと文化部」に移し、その他環境部に所属をしていたみどり、水、大気などなどその他の分野については「都市環境部」に位置づけるという組織変更そのものがやっぱりナンセンスとしか言いようがありません。


 その問題認識で、月曜日の衛生費では再びごみ関連+省エネ関連のことを質疑しておきたいと考えています。ちなみに今日は33回目の誕生日でした。

投稿者 hisaka : 2010年03月12日

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