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2010年02月12日

多摩大学地域プロジェクト報告会

 日野や町田の選挙が明後日からスタート。今日は朝は日野のうざわ敏子さんの選挙事務所へ。うざわさんは昨年の地域の民主党21区総支部の公募によって候補予定者として選ばれました。もともと市民自治を地域で学習する活動を積み重ねてきた方なので、市民や地域を考える視点に共通点を感じています。議会改革の学習会等でつながりのある佐藤まさたか東村山市議会議員の紹介もあり、私の場合は日野市の支援などに行っている場合ではないと怒られそうですが・・・・日野市で初めての民主党の女性市議会議員を誕生させたいという思いもあり、ちょっとした支援をしています。ちなみに日野市は市議会議員選挙のみ。市長選とずれている選挙っていうのはいいようで悪いような・・・・。

 それにしても・・・うざわさんは私イメージする21区の支部長・・・長島昭久さんの放つ雰囲気とは全く異っていると言わざるを得ないのですが、そのミスマッチがある意味で面白さでもある気がして、長島さんが「まさに、生活者の視点をしっかり持っている!素晴らしい女性!」と絶賛する通り、私もとってもチャーミングで魅力的な人生の先輩だなと思います。

 
 そんなこんなで日野市に行ってから、今日は多摩大学へ。多摩大学は今年から寺島実郎さんが学長になり、かなり斬新なる方針で大転換?というか動いているようです。
 今日のプロジェクトもその一例。とにかく地域に出かけて、地域に入っていく・・・これは多摩大学が従来から取り組んでいたことですが、今年はさらにそれが今まで以上にパワーアップしているらしいのです。そんなこともあり、今日の地域プロジェクト報告会の案内をいただいたので足を運びました。多摩市職員他市民の方の参加もあり、全部で11あるゼミ(チーム)の発表に耳を傾けました。残念ながら、私は途中入室途中退出だったのですが、「多摩市」に主眼を当てて調査・研究を重ねてきた活動報告はかなり興味深かったです。

 各チームの報告が終わるたびに質疑応答などもあるのですが、その間に市職員の方もコメントを求められ、「政策提案として参考になる」というような感想を述べていました。参考になるということは、その先に何か創造物がイメージされていくことが望ましいわけですが、果たしてどうなのか?単なるその場の感想に終わらせてしまってはもったいないなと思うものもありました。


 例えば、「多摩の手土産づくり支援」チームは多摩焼きなどを中心にした多摩市のオリジナルを発信するサイトの提案をしていました。サイトでお買い物までできちゃうという構想。例えば多摩焼のぐい飲みに原峰のいずみという組み合わせなど・・・構想しているようです。これって農協さん(JA東京みなみ)と連携できないのかな?とか思ったりしましたが、何しろまずはサイトの運営ということを考えた時、誰が責任を持って継続するのかという視点が必要ですね。当初はサイト製作までこぎつけた大学生のみなさんが取り組んでくれるのかもしれませんが(今回の場合、サイトのそのもは事業者の方と打ち合わせをしながら作っているが、コンテンツは学生が考案し、情報提供していくはず)、先々どうやって続いていくのかという点が気になります。
 サイトの名称を「多摩の玉手箱」とするようなのですが、これって健康推進プラン「健康多摩手箱」と重なるんですよね・・・と思いましたが、あえて指摘はしませんでした。
 写真と文章だけでは臨場感が伝わらないから、動画なども活用して情報を発信していきたいと締めくくった発表でした。多摩大学って「経営情報学部」ということなので、学部の理念にものすごく合致しているなあなんて思ったりしました。


 その他、多摩市の観光ガイドブックづくり(実物かなり立派)、多摩センター地区活性化の研究、多摩ニュータウン活性化研究(地域SNSの提案で若者を地域に参加させる計画)、サンリオピューロランドの課題解決イベント運営といったテーマの発表もありました。


 地域SNSの提案は若い人が地域に参加するためには情報が不足していて、また情報があっても入りづらい雰囲気を感じていたり・・・・ということに着目し、SMSの利活用で若い人たちに地域の魅力や活動の情報を入手してもらい、参加意欲に結び付けていけたら・・・という構想を描いています。具体的なプロジェクトとして動かしていく計画もあり、何だかこれが実現したら(継続性についてなど懸念はあるけれど)面白そう。


 発表の内容は大学生ならではの純粋さもあり、ほほえましく思えるものもありました。大人から見たら、まだちょっと未熟さを感じる内容かもしれませんが、実は純粋な視点が意外に盲点になっている場合もあり、その点では多摩市に縁もゆかりもなかった若者が大学に入り始めて多摩市にやってきて地域を歩き回り、地域を知り、地域に関心を持ち・・・新たな視点を与えてくれる気がします。

 こんな多摩大学の取り組みと市がどうやって連携していけるのかってかなりポイントになりそうですが・・・。私、地域プロジェクト・・・ただ発表だけではなく、これをさらに実践していくとすれば手伝いたい!って思いに駆られました。大学生などと一緒に活動すると若い刺激があって楽しいですから。

 あるチームは「多摩市・・・夢を考える場所にしよう(したい)」この時点でたどりついたところの自分たちの思いと到達点を素敵なことばに変えてくれました。「シティセールス」という視点でまちづくりを楽しんでいくことが必要なのでしょうね。キーワードは「楽しく!」なんだとつくづく感じました。

 そして私は、学生たちの発表を「かたち」してくことができたらいいのに!そこに多摩市との連携もあるのではないかって思います。今、市の大学連携の取り組みってどうなっていたかしら?ちなみにこれは「プロジェクト型地域学習」という取り組みに位置づけられているようですが、まさにこれは双方にとって願ってもない出会いを生み出す気がします。支援できないかなあ!

 その後、夕方からは町田へ。町田市は市長選挙と市議会議員選挙があります。多摩市はご存知のように町田市・多摩市で衆議院の選挙区になっていますので、民主党23区総支部として取り組んでいます。私は上からの指令により、新人28歳の森本せいやさんの選挙事務所担当となっています。今回は民主党強気?なのか現職、元職、新人と総勢10名を公認して戦います。その中では最年少の森本くん・・・学生スタッフも入り、元気に活動しています。本番まであと二日。明日の計画、明後日告示日の計画・・・作らなければなりません。選挙というのは日々・・自転車操業で大変。始まってしまえばあっという間に終わるのですが。

 そんなこんなで慌ただしい一日に昼食は結局食べず、帰宅してご飯を食べたのは22時過ぎ。もちろん、町田に行く前の少し早い夕方に子どもを迎えに行き、一緒に町田へ。今日は子どもの夕食にお弁当が作れなくってごめんなさい・・・・でも事務所でご飯が炊きたてで、おかずも用意をしてくださっていたので本当に助かりましたが。忙しい時ほど緊張感もあるのか、かなり元気です。


 でも、17日に一般質問の通告書を出さねばならず頭が痛いこと。今回は9月定例会に引き続いて唐木田図書館問題、給食センター問題をフォローしてみようかなとか考えています。今日は市長の施政方針演説の案も配布されているはずなので、月曜日に取りに行かないと・・・・って月曜日の午前中はあっという間に第1回、3月定例会の議案説明が予定されている日だ!

 それにしても日野も町田も全く選挙モードな雰囲気ではありません。関係者だけがやきもきしたり、焦ったりしているような気がしてしまいます。有権者の選挙疲れ・・政治疲れなのかな・・・・OH!NO!!4月の多摩市長選挙も大変!どんな風になっていくんだろう?低投票率が怖いです。

投稿者 hisaka : 2010年02月12日

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