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2010年02月03日

FM多摩が解散!

 2月1日付の連絡で、エフエム多摩が今年度末で終了するという報告が手元に届きました。びっくり。エフエム多摩のあり方については、議会でも話題になってきたこと。特に多摩市の行政情報告知の番組に広報宣伝費を毎年多額に計上していて、予算審議や決算審査の度にその費用対効果が厳しく指摘されてきたところです。

 経営が思わしくない、あわせて設備機器更新という課題もあったようです。設備機器については数年前からトラブルがあり、何とかしないといけないという問題意識はあったようですが、結局のところ更新しないまま今に至り、トラブルも抱えていたそう。昨年末だったか、経営改善に取り組んでいきたいという意欲があること、そしてまた、だから設備更新に行政が力を貸してほしい・・・・・そんな打診があるという話を聞いていました。でも、エフエム多摩のこれまでの経営状況その他斟酌したならば、そう簡単に援助の手を差し伸べるわけにもいかないだろう・・・・市民の税金を使うわけなので、そこは厳しく判断されるべき点となります。おそらく議会においても、各会派や各議員に説明があったと思いますが、誰もすんなりと首を縦にはふらなかったのではないかと思います。っていうか、ふれなかったはずです。当然ながら、議会の理解は得られなければ、設備機器更新への支援は不可能。


 そんな状況もあっての今回の会社解散という判断に至ったのだと推測します。すでにFM多摩のホームページには「重要なお知らせ」が告知されていますが、多摩市のホームページではまあ、別会社のことなのでその話題には触れていないようですね。一応「コミュニティ放送」的な位置づけかと思っていましたが・・・・それほどでもなかったのかな?なんて思ったりしました。
 それにしても、設備機器更新を援助しなかった多摩市が悪い・・・みたいな会社の解散理由について非常に不本意なんですが。これまでの経営改善努力をきちんと市民に示してはどうかと思います。資料を見せていただきましたが、正直・・・・経営改善計画は絵に描いた餅ではないの?どこまでの経営改善ができてきたの?って感じさせられるような結果しか出ていなかったわけですし。本来はもっと会社の経営に対しても、外部から人材登用をしてみるとか、初期の段階でやれることはあったはずです。そういう指摘があっても、そこに耳を貸さなかったということも事実としてあるのでは?非常に閉じられた経営をしていて、全然情報公開もされていなかったというのが私の印象なんですが。


 突然の解散告知ということで驚いたわけですが、いずれにせよ、そうなれば、来年度予算ではFM多摩への番組提供への経費が節減できることになります。それでは・・・それをどう使う?大事な市民に対する広報費だとすれば、そこをどう次なる工夫に使っていくのかと思うわけですが、来年度は骨格予算でもすでに約10億円も歳入不足が見込まれていることを考えれば、願ってもない・・・・節減・・・・なんて考えられていたりして。それは残念だなあ。FM多摩への番組提供に変わる手法をいかに考えていくのでしょうね?少なくともあれだけ批判されても番組提供し続けてきたわけなので、そこを追求されることは確かでしょう。

 夕刻からまた雪がチラホラ・・・・・寒い時期の選挙準備は大変です。町田も日野も・・・投票日今月の21日に向けて、いよいよ街の空気やムードが高まってくればいいのですが、何となく低投票率モードになりそうな予感。

投稿者 hisaka : 2010年02月03日

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