« 外から見る多摩市議会 | メイン | 美味しいものを探す。 »

2010年01月28日

全員合意にできるかどうか。

 多摩市議会議会基本条例の制定に向けて、ようやっと何度目かの全議員説明会です。次回の委員会では条例案を確定させていきたいと思っているので、何とか今日の説明会で思い残すことのない意見を寄せてもらいたいと思っていました。

 視察の資料では議会基本条例制定への軌跡として、世話人会の打ち合わせなどを含めてどのくらいの回数を重ねて今に至っているのかの記録資料があるのですが、委員会開催、市民との意見交換の実施、そのための街頭宣伝活動などなど含めれば約120回・・・・・これ、回数多ければいいというものではないと思っていますが、こんなに大小さまざまな協議・打ち合わせをやっているのは珍しく、そしてまた多摩市の議員がほぼ「議員専業」で活動している証でもあります。

 今日は主に、委員会に所属していない議員さん中心にご意見をいただきましたが、条例制定に反対するような意見はなく、文言の表現やあとはもう少しインパクトのある条文になるように言葉を選んだらどうか・・・というような提案がありました。その中には議論の過程で抹消されてしまった「地方政府」という言葉が含まれていました。社会的に認知されていない文言を使用するべきではないという理由が大半を占めてしまったのですが、大学時代の講義に「地方政府論」というのがあったのがもう10年以上も前のこと・・・・・次の委員会で改めて「地方政府」という言葉の使用が議論されるのかもしれませんが、さてその行方はどうなるやら。 大阪の知事さんが「地方政府基本法」を提唱しているのは記憶に新しい話ですし。


 いただいたご意見には流山市議会の前文が引き合いに出されたのですが、、、、その内容は下記の通り。

新しい地方主体の時代を迎え、地方自治の範囲が拡大した今日、住民に最も身近で基礎的な自治体である市町村の自治権を拡充し、これを生活者の視点に立った「地方政府」に近づけていくことが求められている。


 流山市議会と言えば、松野豊さん。ユニークな活動をなさっている議員さんです。私も数回お目にかかっていますが、非常にエネルギッシュな議員さんです。彼が議会基本条例策定特別委員会の委員長として取りまとめをされていたようです。


 さて、今日の会議は「非公式」だったので傍聴不可だったのですが、もう一度次回来月4日の特別委員会を経て、8日に行われる全議員対象での議会基本条例に関する意見交換会については傍聴できるような恰好で手続きを進めることにしました。
 そのための手続きって、結構まどろっこしくて、「傍聴を認める方向で考えていく」ということで合意が取れたらそれをすぐに実行できるわけではなく、議長に申し出て、議会運営委員会に許可ももらって・・・・みたいな手続きがいるようで・・・・・。あ~・・・・そのあたり、厳格な手続きは不要とは言わないけれど、スピードにかけるんだよなあ。

投稿者 hisaka : 2010年01月28日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/2179