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2009年12月22日

12月定例会 最終日

 本年最後の議会が終了しました。今日の議決は粛々と。補正予算の追加案件も、契約議決の案件(学校の情報化に関してパソコンを購入する)、そして各常任委員会で審査された市長提出の議案もすべて可決しました。民主党TAMAも「総合オンブズマン条例の制定」以外には可決の態度を表明しました。

 ちなみに総合オンブズマン条例については民主党TAMAだけが否決。あとは全員が賛成です。民主党TAMAは会派のメンバーが総務常任委員会にいないため、今回の条例審査に加わることができませんでした。委員会では最終的には「附帯決議」を行ったのですが、私たちはオンブズマン条例については内容に修正をかけた方がいいのではないかと考えていて、場合によっては慎重審査で「継続」もありかな?なんて思っていました。意見討論については別途議会報告に掲載いたしますが、私たちは条例も否決、附帯決議にも賛同しませんでした。

 でも可決をした限りでは私たちとしてもその責任の一端を負わねばならないところ。附帯決議が単なるパフォーマンスに終わらないように、その後をしっかりとフォローできる議会になりたいものです。附帯決議事項は3点ありましたが、どれをとっても具体的ではなく①オンブズマンの事務局はできるかぎり市民が利用しやすい場所におくこと。②調査、鑑定、分析などに必要な予算措置を行うこと。③制度の市民周知に努めること。・・・・・・最終的な附帯決議の効力がどこまで発揮されるのかが疑問と言えば疑問です(だから附帯決議にも賛同できない)。

 どうせなら、オンブズマンの事務局は「○○」に移動させよ!・・・と具体的に。調査などのために必要な予算措置ということについても、もっと具体的に明示したほうがいい(民主党TAMAはオンブズマンの活動を補佐する「調査専門相談員」の配置が必要だと考えていて、そのことを条例に位置づけるべきだと主張)。制度の市民周知についても、行政のPR手法の不十分さを具体的に指摘し、改善を求めた方がいい!


 ・・・・附帯決議を「言いっぱなし」にしない。内容はともかくとしても、決議したわけなので、今後しっかりと行方を見守らなくっちゃ。


 実は今回の定例会・・・・・火花散りそう?というか結論出しにくい案件はすべて継続で「慎重審議」になっています。
・多摩市長及び多摩市副市長政治倫理条例の制定について(なぜ急いで制定するの?と思っている議員は少なくない)
・多摩市愛宕デイサービスセンター条例の制定について(東京都から賃貸している場所を活用して行っているデイサービスセンターを民営化するために提案されているが、その内容について法的な根拠と照らして適切なものかどうかを熟考しなければならない)
・唐木田図書館(仮称)の運営について、市の直営を要望する陳情
・多摩市学校給食センター一部民間委託化につき再考を求める陳情
・学校給食の直営の継続を求める陳情
(上記3件については教育委員会との関係もあり、議会が教育委員会に先だって結論を出すべきではないとしているが・・・・)
・市議会議員定数削減および報酬の削減を求める陳情


 3月定例会が大変になりそう・・・・・折しも、4月の市長選市議補選前なので、余計に大変だと目されているのは事実。でも、政局云々・・・・政争の具にすることなく考えていきたいものです。本年も一年間市議会活動にご理解を賜り、ありがとうございました。「市議会があってこそ!」と思えるような活動の展開を引き続き目指していきます。
 
 

投稿者 hisaka : 2009年12月22日

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