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2009年10月20日

秋晴れの一日。

 今日は午前中は民主党の会議。午後からは議会改革特別委員会の委員長、私、議会運営委員会の委員長で次回開催の委員会前の打ち合わせ。

 条例を制定したところで、要綱や規則、規程をセットで定めておかなければすぐに具体的な活動に移れないということで、我々3名で下準備を進めています。そこには議会事務局長と次長も加わっています。
 具体的に協議している事項としては議会に新たなる市民参加を得る方法が中心です。陳情・請願以外に市民が政策提案するための手続きや議会内での取扱手法、議会報告会や出前委員会など市民との意見交換をするための具体的な手法、それから市長が反問権を行使した場合への対応、文書質問をするときの手法等も共通ルールを作成する必要があると考えています。


 中でも新たなる市民参加の手法として・・・・委員会などに公式に市民発言を得ていく道筋をどうつくっていけるのか・・・・ここが私たち議員3人は力点を置いているわけですが、THE公務員しかも優秀役人・官僚だなあとしみじみと感じさせられる場面多々ある議会事務局長は「いかがなものでしょうか?議員さんと市民とでは正当性が異なるのではないでしょうか。」「市民の方のとっていただける責任というのもあるでしょうし。」等などと心配事を次々とつぶやく感じで。
 

 「何とまあ、役所で働く続けると上記のような心配事を次々と考える思考形態が身につくのか!」


 と感心させられる感じ。とっても細かいところまでの配慮・・・・と言えば配慮で、心配事先立て身動きできなくなり、「柔軟性」なんていう言葉とは程遠い距離に位置する思考回路が廻っているんだろうなあなんてしみじみと。

 委員長からは「まあまあ、いろいろと心配事はあるけれど、でも、大丈夫大丈夫。まずは取り組んでみながら・・・」とたしなめられ、「市民発言を得る機会と場を無制限に広げるわけではないのだから・・・・(まずはそういうところから制度設計をして取り組んでいくということ。将来的には色んな場に市民発言が取り込めるといいなあとは思うけれど。)。」ともう少し弾力的にやることを求められ・・・・渋々ながらも「みなさん方のご意向であれば・・・まあ。」。

 今日は夕方まで本当にお天気が良かったわけですが、窓から見えている空模様に比して、議会事務局長を交えた議論は「曇りがち」・・・・・議会改革というのはそれを支えていく職員の柔軟性が何よりも求められそうですね。私たち議員の「やっていないとわからない。やりながら進めていこう。考えていこう。」的思考は単なる行き当たりばったりにしかなっておらず、公務員的にはNGなんでしょうね!


 そんな違いを乗り越えて、私たちの進んでいく先にある新しい議会への市民参加の展開が少々楽しみな昼下がりでした。

投稿者 hisaka : 2009年10月20日

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