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2009年10月06日

・・・昨日の続き。

 今日は北諏訪小学校のPTAが主催した「学校給食センター業務の一部民間委託化について」の保護者説明会に参加をしました。保護者側の参加者は10名くらいで説明者は教育部長、給食センター長2名でした。

 6月から9月末近くまで、全小中学校PTA役員に対しての説明会を実施し、その後・・・全保護者向けの出前説明会(本日実施された会のようなもの)を順次開催していきたいとのこと。ちなみに今日が全保護者向けとしては初めてだったとのこと。

 少なくとも今日の会全体の雰囲気としては一部民間委託化に対して鼻から否定するという空気もなく、その立場からの積極的な意見も出ませんでした。むしろ食材選びや献立作成のところも民間に委託したほうがメリットがあるのではないか?という意見もあり、それに対し説明者側が「給食の安全性の確保」という観点からそこは教育委員会が責任を持ちたいと意向を強力にアピールしていたのが印象的でした。


 私としてはとかく公式ホームページの意見募集の仕方を改善してもらいたく、広報広聴課に連絡をしてしまいました。市民から意見を募集したいんだから、それなりに目立つように告知や周知をしてほしい・・・・という思いは一応理解してもらったと考えています。あとはどう対応するのかを見て、その対応の仕方が今後の私のさまざまな判断にも大きく影響してくることは言うまでもありません。(なんてプレッシャーをかけてみたりして)


 こそこそとアリバイ作りのように意見募集をしているなんて姑息さを感じたくはないのですが、堂々としていない姿勢が見え隠れするというのは事実。そういう点で誤解を招かないように、穿った見方をされないようにやっぱり正直な取り組みこそ必要ではないかと思います。


 「正解」を見つけるのではなく、「納得解」を見つけていく。それが議員にも求められているし、合意形成には求められていることなんです。そこをなぜか行政は「正解」を見つけたがり、自分たちは間違っていないと主張したがる・・・・そういう姿勢から脱皮してもらわなくちゃ。


 そもそも市民参加時代というのは、千差万別、十人十色な市民たちの思いを束ねていく時代で、そこに「正解」を見つけていくという発想そのものがナンセンス。「納得解」をどうやって見出していけるのか、そこに力をきちんと注ぎ込んでいかないと。

 ところで、昨日のブログにサンリオピューロランドのことに言及したら、予想通り、議会事務局長からの指導を受けてしまいました。検閲しているわけではないと思いますが、愛読はしていないけれど、定期的に目を通していただいているので誤字脱字、表現方法などに意見もいただけてさらにブログスキル向上させていきたいと前向きに思っています。


 事務局長はサンリオピューロランドの件については慎重な取り扱いをすることで合意をしていたことであり、そのことをブログに書くことは不適切だということでした。確かに、私自身も昨日より以前には言及もしてこなかったですし、行方を見守ってきました。でも、結果的には多摩市にとって不利な状況にはならなかったことにほっとしたわけですし、私よりも年長者の先輩議員が市民に報告をしたことでもあったので、ブログに書いても問題はないのだと理解しました。(下記、参考までに昨日のブログの一文)

ここがまた厄介な話=サンリオピューロランド撤退話があったのです。結論的には撤退はしないことになったのですが、9月議会直前に「撤退するかもしれない。」などとの意向を漏れ聞こえていたこともあり、「仮にもサンリオ撤退したら多摩センターどうなる?!」と危惧されていました。「ハローキティに会える街」ではなくなる危機だったわけですが、どうやら回避されたようなのでよかったです。(これについては公明党の小林議員さんが青少協の委員会でも報告されていたので、撤退回避は確実なはず。)

 ・・・・って局長に説明をしたら、ベテランの先輩議員にも強く注意を促しておいたとの話をしていました。


 サンリオピューロランド側に立てば「撤退する」ということそのものが市民に知られることが企業イメージのマイナスにもつながるわけだし、とても慎重なことであり、軽々しく取り扱っているのはまかりならん・・・とこういうわけです。


 改めて読み返してみて、確かに「撤退する」ということについて「なぜ」という部分の書き方が不十分だったかなとも思っているのでそこを追加しておきたいと思います。「撤退」と書いてしまうと、事業そのものから手を引くと思われるかもしれませんが、そうではなくて「多摩市からは移転しよう」というような話なのでした。多摩市のまちづくりとして「ハローキティに会える街」を標榜しているのに、まち全体としての姿勢が積極的ではなく、「ハローキティ」というサンリオの看板とも言えるような大事な大事なキャラクターの名前を使用することの意味や価値を十分に理解しているとは言えないような姿勢に・・・・・他地域から「ぜひ、うちに来て、まちの活性化に一躍力を貸してもらえませんか?!」というお声がかかったそうで、かなり熟慮に熟慮を重ねていたというのが事実だったようです。


 多摩市としては毎年約2億円の市民税を納めていただいている企業であり、雇用を考えても市民も多いのである意味でサンリオピューロランドを他に取られてしまっては大変!・・・・そんなこともあり、市長もかなり汗をかいたみたいですね。・・・・結果、オーライで何とか引き続き多摩市でまちづくりにも協力していきたいとの姿勢を再起してくれたということ・・・これって喜ばしいことですよね。事後報告ですが、市長の熱意がサンリオピューロランドを引きとめることができたと考えるならば、それはそれで全然OKなことだって思います。


 なので、私としてはブログから消去するつもりもなく、これまで以上に多摩センターが「ハローキティに会える街」になってくれるのは大歓迎。かつて私は「もっとキティちゃんを活用してほしい」と要望したこともありますが、ご当地キティグッズができたら、必ず宣伝しますし、もちろん携帯のストラップやキーホルダーなどは間違いなく必須アイテムにします。


 私はキティちゃん、サンリオピューロランドは多摩センターの観光資源であることは間違いなく、そういう意味で他市から人が呼べるという点でも、市民間にもさまざまな評価があるとはいえ、ぜひ多摩センター活性化という視点からも応援してもらいたいと思っています。団塊の世代が多く住まう街ですから・・・・私たち民主党TAMAは「多摩センターで孫育て、子育て」と言っていますが、個人的にも、ぜひ「お孫さんと一緒に多摩市で楽しむ絶好の場所」にもなればいいなあと。「お孫さんと行こう!」なんてツアーもあります(昨日もツアー一行を見ました。先だってのシルバーウイークにもシルバー世代と同伴だと割引の特典もありました)。


 パレードは何度見ても感激します(って私だけかもしれませんが)。子どもたちはもちろん目がきらきらしていますし(って年齢にもより、うちの場合は前に行ったときには・・・・キティちゃんなどキャラクターが人間のように動いて、ジャンプしていたりするのを怖がっていたし、半べそかいてましたけど)。


 
 ということで、またこのようなことを書いたら問題だと指摘を受けるのかもしれませんが、「企業市民」とどういうパートナーシップでまちづくりを進めていくのかがとても重要な視点です。多摩市に人を呼びたい!観光政策を進めていきたい!・・・・・少なくとも昨年の組織改正で「経済観光課」なんてものを設置したことを考えても・・・・その観光資源の活かし方をもっと工夫しくことが必要です。もちろん、そのために市民自身も応援していくって大事な姿勢ですよね♪


 大学時代に広島出身だった友人が「やっぱりカープだ!」と言っていたのが昔々妙に印象的でしたし、同じく「鹿島アントラーズだ」と言っていた鹿島市出身の人がいたことも思い出します・・・そういう愛着をどうやって作っていけるのかなのかもしれません。個人的趣味の領域にもなりますので、それと行政がどうリンクするのかと言われればなかなか難しいわけですが。


 でも・・・かつて(と言っても私が小学生の時)はグリナード永山にもサンリオのお店があったのに、今は市内でサンリオショップと言えば桜ケ丘の京王デパートにまで行かないと(面積は狭い)。サンリオが永山からなくなったとき、私はかなりショックだったのですね。その後、中学生になり、仙川まで通うようになってから、商店街に「Giftgate」のお店がありよく寄り道をしていたものです。
 

 個人的な趣味の領域で私はかなりサンリオ好きですが、必ずしも全市民に共感はされないだろうと思いつつ・・・・でも、応援してもらいたいなって思います。「多摩市に住んでる」って言ったら、「サンリオのあるところでしょ」ってすぐにわかってもらえる場合も少なくありませんが、「舞浜=ミッキー」レベルにまで知名度を上げるまでには相当な努力が必要になるかな・・・・・・・。

投稿者 hisaka : 2009年10月06日

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