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2009年09月30日

やっと定例会も最終日が目前

 長かった定例会も明後日に終了します。今日は最終日の議事日程を確定する議会運営委員会がありました。同時に来年度の議会費の予算についても意見交換が行われました。

 私は・・・・交渉会派ではないので、出席はするもの「オブザーバー」。オブザーバーというのはなってみてよくわかるけれど、一応・・・委員長は気遣いから意見を求めてはくれるものの参考意見にもならないような感じで、結局のところは3人以上の会派から選出されている議会運営委員会正式メンバー(?)の合議によって物事は決定します。

 議事はおそらく淡々と進み、一番最後のところで副市長が退任の挨拶、それに対し議長が謝辞を述べるというのがイレギュラーで追加された日程。無難に終了することと思います。不認定になった昨年度決算内容について各会派が意見討論すると思うのですが、その内容には注目したいと考えています。それぞれ「理由」があって最終的な判断をしているので、その理由こそが重要。なかなか臨場感も含めて、議場の様子が伝えることができないのが残念ですが、単に挙手して採決するのではなく議会ではそれぞれ会派ごと(もしくは議員がそれぞれに)に意見討論という場が準備されています。‘討論’と付いているので誤解を招くのですが、これは各会派の意見表明と解するほうが正しいかと思います。私の議会質問内容でも自身が担当したものなど一部掲載しているのですが、各会派の討論が出そろう決算や予算に対する意見を聞き比べることは結構面白いです。(ただ、自分自身の考えをその他みなさんに向けて披露しているだけとも言えるのですが・・・。)


 ところで、来年度の議会費についてですが、来年度は市長選挙があるので骨格予算の編成になるという話でした。私たちの新たな要請としては「インターネット中継」などにかかわる予算が優先度が高いのですが、これについては「慎重にしかし消極的ではなく検討を進めることが必要」という結論となり、実際の予算化は先送りとなりそうです。インターネット中継については市民にアンケートを取った際には要望が高かった一つ。でも、実際に他市議会などのインターネット中継を見てみるとこれまたお世辞にも「楽しい」とはいえず、一般質問など一議員さん約60分間の映像を全部見ようとすると途中で睡魔に襲われたり、ずっと見ているわけにもいかず、他の用事をしてしまうというのが正直なところ。その点からしてもインターネット中継の有効性を疑問視する声があるのも事実。これは費用対効果という意味からなのですが、でもやっぱり・・・時代の要請としては取り組まざるを得ないことなのかなと薄々というか重々承知しています!・・・というのが私の見解です。

 ここのところ私は「子どもの貧困白書」を片手に、暇があれば熟読しているところです。これは一読の価値があるものです。子どもに関わっている方々のみならず、多くの方に社会の実態を見つめるためにも一緒に考えていただくためにも目を通していただく機会があればと望みます。とても読み応えあります。現場の実態から個人情報に配慮しながらも実態が綴ってあるのですが、胸が痛くなるような事例もあり、「何とかしないといけないのに、何も出来ていない私」に気がつかされ、いてもたってもいられないような気分になります。子どもたちの声にもっともっと耳を傾けられるような社会を!・・・そう思います。それこそ声なき声を聴くということではないかと・・・そう思います。

投稿者 hisaka : 2009年09月30日

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