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2009年09月02日

9月定例会 一般質問2日目

 議場からは・・・・「与党になったんだから、民主党に頼んだら~。」というような野次が聞こえてくるようになって2日目。

 
 「期待をどうも。」


 としか言いようがないわけで、実際にはどうなることやら・・・・と私でもよくわからない不測の事態が他多々ありそう。

 今日の一般質問では民主党の遠藤さんが「学校保健」のことを取り上げました。これについては昨年の6月定例会で私も触れたテーマです。彼女はもともと健康保険組合にいたこともあり、子どもたちの健診結果をちゃんと分析して、疾病傾向などを把握してそれなりの健康づくりに役立てていくべきという観点やら、学校保健室の重要性から養護教諭に質の向上のための研修に力を入れるべきという提案で質問をしていました。

 私が去年質問をした時にも感じたことですが、養護の先生は忙しすぎるのです!今や特別支援教育のコーディネーターやら食育リーダーやら・・・・「心身健やかに」という視点からさまざまな業務が降ってくる感じですね。なので、研修云々などとスキルを磨く余裕よりも、現場での対応に追われているというのが実情です。
 あくまでも個人的な見解として・・・・養護の先生はそれこそ偉大なり!なぜなら、一人で全校生徒の状況を健康面から把握しているわけで、その存在は校長先生よりも副校長先生よりも大事な位置づけ!というくらいに思ったりします。場合によっては職員室の先生たちのカウンセリングまでやっていたりして?!


 というわけで、教育委員会の養護教諭への認識は・・・・例えば学校の統廃合の際、東京都では特別に先生を多く配置し、子どもたちのフォローなどをしていく制度(「加配」と言います。)があるのですが、貝取と豊ヶ丘中学校の統廃合の際には養護教諭をその対象にし、今回の竜ヶ峰と多摩第二小学校の統廃合にあたっても同じような対応をしたことからも明らか!「養護教諭」の重要性、大切さはしっかり認識されていると言えるでしょう。
 本来は養護教諭は一人いれば十分なわけですが、統廃合という環境変化に子どもたちをソフトランディングさせるために、「顔見知り」の養護の先生が必要不可欠・・・・そこで養護教諭を二人ともを残し、子どもたちのケアができるような体制を敷いているのです。
 

 あえて「養護教諭」を二人とも残すというところに教育委員会の見識があるのです。これは大いに評価したいところです。


 

 学校保健室の課題については学校ごとに異なり、個々の養護教諭が抱える内容も千差万別。現場の数だけ仕事があるというような感じなわけですが、いずれにせよ、学校の規模に限らず養護教諭は基本的には一人しか配置されていないわけなので、当然に大規模校の先生は大変になっていることは想像に難くありません。学校の先生に限らずですが、「心の余裕」を持ちながら仕事に向かえる環境づくりが何よりも必要ですね。「学校規模の違い」=「業務量の違い」という問題が最も深刻なんだと思います。教育委員会が求める「養護教諭の働き」という点でもこの視点を外してはいけないと考えています。500人以上規模の学校には複数の養護教諭の配置を提案していきたいと考えます。養護教諭の再任用制度など活用していけないのかしら?

 また、今後もこの問題についてはフォローしていきたいです。

 今日は一番最後に藤原前議長が唐木田に新設される図書館の運営について尋ねていましたが、明日の一番目の小林さん、続く・・・住田さんも同じく「唐木田図書館」運営問題がテーマに。全く私の一般質問の内容とかぶってしまうけれど、それぞれの議員さんの観点が異なるのでなかなか面白そう。明日のやりとりが楽しみ!藤原さんは「積極的に新しい運営手法を取り入れるべき」というのがどうやら主張だったようですが、明日は異なった見解が聞けそうです。

投稿者 hisaka : 2009年09月02日

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