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2009年07月27日

熱帯雨林気候のようで。

 突如の大雨・・・。いつだったか一生懸命暗記していた「熱帯雨林気候」みたい。「雨降って地固まる」というような「雨」ではないのが特徴ですね。私は「あめ、あめ、ふれ、ふれ、母さんが~♪」と歌いたくなるような雨は嫌いではないのですが、この暴雨には勘弁・・・・「雨って怖い」とすら思いながら、窓の外を見つめてしまいました。


 今日は・・・願ってもない休息日?となりました。我が家に「とびひ」girl がいたもので、病院に連れて行き、保育園に行くには少しまだ感染も心配かもしれないということで一日自宅療養をしていたからです。保育園の楽しみと言えば「プール」・・・しばらく「プール」も汗を流す「シャワー」もお預けになるということは・・・・「汗×アトピー」の悪循環?!・・・・やや危惧をしています。アトピーというのは、もともとの体質もあるわけですが、やっぱり地球環境の問題と大きくかかわっているようですね。大気汚染やら塩素の入っている水道水やら・・・いろいろなものが複合的な要因となって回復するのが難しくなっていると聞いています。かつて(と言ってもかなり昔だと思うが)は小学校卒業するくらいになり、体力がついてくれば次第に自然治癒していたのがアトピーだったそう。でも今は自然回復力に委ねられないのは環境汚染があるからで、車の排気ガスやら何やらと都会の場合には大気の悪さに紫外線が本当に皮膚には良くないんだそうです。


 ところで、私は昨日、仙台を日帰りしました。総選挙に向けて活動をなさっている石山けいきさんの集会にお招きをいただいたからです。都会とは全く異なる課題を抱えている地域の事情、特に農業を立て直していく必要があることなどひしひしと感じました。多摩で「農業」を語ってもピンとこないわけですが、「おにぎり王子」の石山さんが語る農の政策、実感がこもっていました。「農業を守る」こと、日本の農をしっかりと再生していくことが必要なんだとそう思いました。後継者不足に悩んでいる農家の方々・・・意外と「都会から就農を希望する若者を受け入れる」ことへの抵抗感は少ないようで、若い力を求めているような気はしました。都会からの若者があの農作業に耐えられるかどうかは別として。


 「農業は楽しい。農業で稼げる。」


 そんな状況を作らなければ、日本の食卓を守ることができないのかもしれません。石山さんのお話によれば今は農家も「育てる手間のかからない品種」に切り替えていくような傾向もあるそうです。たとえば「お米」一つとっても、宮城の場合には「ササニシキ」「ひとめぼれ」が生産量としては多いそうですが、お寿司にぴったり適している「ササニシキ」は育てる手間がかかるので避けられつつあり、生産量が減っているのだとか。農家の人手との兼ね合いもあるのかもしれませんが、稼げない農・・・手間暇惜しんで手塩にかけてじっくり育てていかねばならない品種を手掛けるというのが厳しくなっているのでしょう。自らも農を勉強中という研究者の石山さんに私たち世代の「農」の問題を考えるリーダーになってもらいたいと思っています。(対する候補予定者が現職の世襲議員ということで、楽な選挙戦ではないそうですが)


 その集会で同席をした神奈川県選出の牧山ひろえ参議院議員はこれまたとっても知的で素敵!「先生」と呼ばれることにどっぷり馴れてしまった議員先生にはどうしても壁と抵抗を感じてしまう私ですが、心閉ざさず話すことのできた国会議員さんでした。


 というわけで、石山さんの集会に参加をして思ったことは「とにかく日本のものを選んで食べなくちゃ!」ということ。私たち消費者が少々高くても日本で生産されたものを選び、いただくことが日本の農を守ることにつながるということ。「日本の食卓」守らなくちゃ!ですね。この集会に参加するためについ先だって改訂版が発行された多摩市の農業振興計画を隅々まで読んでみたわけですが・・・・随分と立派な計画であることだけはわかりました。

投稿者 hisaka : 2009年07月27日

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