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2009年07月24日

「信念」という言葉で説明されたこと。

 臨時議会で議会選出の監査委員の人事について提案がありました。結果は賛成多数で可決しました。予想の範疇で可決したこと自体に驚きはありません。この人事案は6月定例会で否決=議会不同意だった提案と同一のものです。

 市長はその際・・・結果について重く受け止めて早急に次なる対応を考えたい・・・というか「誠に遺憾」だと表明していたっけ?!私の記録によれば・・・・

ところで、今日の議会ですべての議事が終了した後に、市長からの発言がありました。先般、議会で否決をされた議会選出の監査委員の人事案件については「決算特別委員会を前に議会選出の監査委員が空席になっていることは大変遺憾なので、対応を考えていきたい。」とのことでした。議会にもご相談をしたいとのこと。
ってなっているのですが、議会に?個々の会派に?個々の議員の意見を聞くために?・・・少なくとも私たち民主党TAMAの会派には何の相談もなかったことだけは事実です。


 市長に6月定例会での提案が否決されたにもかかわらず、なぜ今回も同じ内容での人事案件を提案したのか?って質疑をしてみたら・・・・「口述書(提案説明)の中には多摩ニュータウン環境組合で監査委員をなさっていたことを加えました。」それから「信念です。」ということでした。


 「うーん」それだけの理由で「あら、そう・・・納得しました。」なんてことには当然ならないわけで、もしも納得のいくような答弁があれば同意することもできたかもしれませんが、同意できるだけの理由には値しないような答弁でした。

 むしろ・・・市長から学びました。「信念」ってとっても便利な言葉なんだと。どんなことでも「信念だ!」って言いきってしまえばモノ、コトは片付いてしまうような気がしてしまいました。

 事実として、前回6月定例会と大きく違っているのは民主党TAMAでともに活動していた篠塚さんがいなくなったこと、それから病欠をなさっていた菊池さんが存在していた・・・・という議会内の構図。つまり、前回は不同意を表明していた議員が一人いなくなり、同意を表明する人が一人増えていたということだけ。だから、結果が変更したということですね。

 「数」

 そう・・・やっぱり「数」なんです。「数合わせ」だけしてきたというわけです。なぜ、議会が否決をしたのか、不同意を表明した議員の考えを聞こうとの努力はせずに、数読みだけをしていたのが市長だったとも言えるでしょうね。
 どうせなら、一人でも多くの同意者を得るべく努力をするのが市長だと思います。たとえ、同じ内容の人事案件を提案するにしても、それに至る経過の中で市長たるものがとるべき行動ってあるのではないか?なんて私は思ってしまったわけです。


 私には市長が「信念」という言葉で語った内容や意味が全くわかりませんでした。

 そんなもやもや感を抱きながら・・・今日は東京自治研究センターの月例フォーラムに足を運びました。今日のテーマは「東京の産業廃棄物を考える」というもの。講師は熊本一規さんでした。日本は「汚染循環型社会」という言葉にドッキリ・・・どう向き合っていけばいいのでしょうね。私たちの大きな大きな課題ですね。ごみ問題を考える環境問題を考えるための大事なキーワードです。

投稿者 hisaka : 2009年07月24日

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