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2009年07月01日

発達支援室スタート!

 今日から「ひまわり教室」が直営ではなく、完全に社会福祉法人正夢の会に委託されてスタートしました。それに合わせて「多摩市発達支援室」も本格稼働です。諏訪複合施設教育センター内の研修室で開所式が行われました。
 
 市長は挨拶でご自身の「ひまわり教室」への思いは行財政診断白書で改革重点項目の一つに挙げたところに始まっていると経緯を説明。地域で子育てをする仕組み、子育ちを支えることに力を注ぎたいと市長就任以来ずっと思ってきたが、そこに照らすと「ひまわり教室」は不十分だったので、改革の必要性を感じていたとのことでした。「発達支援室」と「ひまわり教室」の新たなスタートに大変感慨深いとの挨拶でした。

 開所式に参加した私は多分、市長と同じかそれ以上に感慨深い思いが・・・・何と言っても滋賀県湖南市まで日帰りの視察で「発達支援室」を見に行ったのが2004年秋のこと。普通なら日帰りではなく、宿泊を伴ってもいいくらいの場所・・・・・でも当時は、出産したばかりで宿泊するなんてことは考えられず。早朝に出かけ、深夜に帰宅した記憶が・・・・。その当時、乳飲み子だった我が子の成長を思うと感慨深さが一層増すというものです。


 その時にヒアリングした話をベースにして私はずっと子どもたちの発達支援の問題を考えてきて、妙なこだわりで「ひまわり教室」の改善方策に関わる質問を幾度となく重ねてきたわけです。時には・・・というか、かなり職員にも煙たがられたでしょうし、多くの資料も作成していただきましたし、本当に苦労をおかけしたと思います。単に提案だけすればいい議員とは違い、現場を抱え、実際に仕事をしている職員の汗があってこそ!!!「発達支援室」の開所は職員の力なくしてはできなかったこと。そこは事実であり真実。


 「言うは易し行うは難し」


 「ひまわり教室」を民間委託するについても、保護者を含む関係者からの不安の声に精一杯応えようとしてきたことも忘れられないことです。


 
 ついつい・・・「子ども」を置き去りにし、「子ども」の存在を忘れ、民間委託などは大人たちの理屈や事情、言ってみれば行政の都合で考えがちですが、今回の場合は「子ども」の存在にはできる限り配慮して対応が進んできました。(って私はそのように評価しています。思い溢れる現場の職員さんの仕事ぶりを見ていてそう思います。)

 特に日常的に子どもたちと接している市職員の方々は「民間委託への不安」を述べる保護者と市の方針との間に挟まれて心を痛めなかった日はなかったのでは?と想像しています。


 今日、新たなスタートに至る経過すべてを含んで、一歩一歩その活動を着実に根ざしてもらいたいと思う次第です。これまでの多くの苦労と涙に報いることのできる活動展開を期待します。

 何と言っても、島田療育センターの院長先生の来賓あいさつで・・・「市長の思い、大きな夢がまずは実現したという形だが、でも、スタッフが非常に少ない(貧弱)というところで、夢が正夢になるように・・・・・」と本質グサリつかれたことは忘れられないものです。
 私もそれには同感。なので、「発達支援室よくなるプラン」を考えるために今後も引き続き情報収集を進めようとはたまた決意新たにしました。

投稿者 hisaka : 2009年07月01日

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