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2009年06月24日

東京都政を眺めてみて。

 市長から職員給与に関するコメントが出されました。市民が納得できるような説明になっているかどうか・・・・。市長の努力をしようという姿勢がもしも市民に届くならホッとするわけですが、市民の視線は厳しく「ご理解賜りますよう」と容易いというか軽く理解が求められるような問題ではありません。市民からの信頼と期待感をどう受けて行動するのかが具体的に示されておらず、そこに合点いかないと感じさせてしまう印象の残るコメントのような気がしてなりません。しかし、市長の一存で具体的な行動が示せないこともまた事実で、なかなか難しいところでしょうね。

 今日で都議会議員選挙告示日まで残り9日間、投票日まで残り18日間・・・改めて東京都政全体を眺めてみようとか思っているわけですが、東京都の役割ってこれからどうなっていくのでしょう?最近は以前より頻繁に都の公式HPを覗くのですが、注目しているのはこちらのプロジェクト。何でも「少子高齢時代にふさわしい新たな「すまい」の実現プロジェクトチーム」というもので、住宅政策と福祉政策の融合なんだとか。あの都知事のことなので「さっさか報告書をとりまとめ」、あの剛腕ぶりで「新たな住まい」を実現してくれるのだろうか・・・なんて期待もしてしまいますが、「役所の縦割りを排して、横ぐしのプロジェクトチーム」(って多摩市でもよく聞くが)は東京都の場合、どんな風に機能していくのかについても追ってみたいと思います。もちろん、これ・・・「実現」させるところには自治体も何らかの形で関わるはずですし。

 それにしても選挙前を意識しての駆け込みの取り組みみたいな気もしてならず(新銀行もやっているけれど、ちゃんとそれ以外のこともやっていますよ・・・みたいな?)。


 なぜなら、高齢者の住まいについては民主党マニフェストや生活者ネットワークの政策にもずいぶん前から指摘もされていたこと・・・・。いずれにしても、ここで今まで見て見ぬふりをしてきた問題に重い腰を上げたところは○。縦割りを排するって簡単に言うけれど、職員は「縦割り」にどっぷりと浸かりきってしまっているので、「縦割りではない仕事のお作法」を身につけることそのものが苦手なんです。「誰が最後に責任取るの・・・えっ、うちじゃないでしょ、私のところではないでしょ。」って各部署で遠慮し始めると悲劇的で・・・「最悪」の結果。今回の東京都のプロジェクトチームも「知事部局」で猪瀬副知事が陣頭指揮をとっているみたいなので、そこに着目。さあ・・・どうなっていくのやら。「知事の本気度」見てみたいと思っています。

 さて、多摩市議会議会基本条例素案の出前説明会も残り2日間になりました。お時間ある方、どうぞご参加ください!お待ちしています。

   6月25日(木曜)19時~21時 諏訪地区市民ホール
   6月26日(金曜)19時~21時 総合体育館
   主催:多摩市議会 議会基本条例制定をめざす議会改革特別委員会
   (担当するのは・・・・・
      いずれもAグループ  安藤邦彦 遠藤めい子 佐久間むつみ 平野勝久) 

投稿者 hisaka : 2009年06月24日

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