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2009年06月16日

「議会基本条例(案)」までたどりついた議会改革特別委員会

 今日の議会基本条例制定をめざす議会改革特別委員会では、現在進行中のプロジェクト?!


 →・・・・・・各地域単位に小規模で入り込んで実施している「(第3弾)出前委員会」の状況報告から、意見交換、そして最後には私たちメンバーの任期延長の手続きを決定しました。私たちの任期は10月3日までで9月定例会終了直後だったのですが、色々と諸般の事情を考慮すると条例提案時期についても9月定例会ではなく12月定例会になる可能性もあるために・・・・・それにあわせて来年の3月31日まで延長してしまいました。

 とりあえず、スケジュール的に9月定例会となるとあまりにも急ぎすぎになってしまい、十分な意見交換や討議ができなさそうというのは・・・・何と言っても都議選や衆院選というビッグな2大選挙はどうしても無視できないという理由があるからかも?!と言っても、それは政党所属の議員の理由?!


 いやはや、いずれにせよ、やはり議員といえども盆暮れくらいは田舎への帰省など「多摩市からのお暇いただく」方もおられることを思えば、8月中の日程調整もかなり厳しいのが実情で、どうしても9月定例会に議会基本条例を成案してしまうのは至難の業との判断もあります。「討議を尽くす」ことは必要ですが、自己の主張を貫くがための「討議」であっては意見はどこまでも平行線!むやみやたらに「討議の時間」を延長するだけでは全く意味をなさないかもしれませんね。単に時間の消耗だけで(+精神疲労も相当ですが)・・・・。


 ですので、どこかできちんと落としどころを探しながら、意見の違いを乗り越える努力をしたいものです。任期については思いっきり今年度末=来年の3月末まで延長してしまったので、心置きなくの討議はできる環境が整ったともいえるのかもしれませんが、全体的に意気消沈してしまわぬように盛り上げていくためには今後相当なる気合いが必要かもしれません。


 ところで出前委員会はあと3回でAグループの実施になっています。BとCグループはそれぞれ3回ずつの出前委員会を終えています。ちなみに、実施状況報告からすれば、かなり市民の方のご意見はいくつかの論点に集約しているような気がしました。どの会場でも参加者はごくごく少数であり、「PR不足」への厳しいご意見はあったようです。PR手法はいつの時代も課題になりますね。でも、「動員しなければ所詮こんなもの」という感覚を得ておくことは今後の取り組みに際しては有効だと感じます。とある政党に所属している議員さんは「動員したら100でも200でもすぐに集まる!」とおっしゃる方もいるのですが、私には目が丸くなるような話・・・・後援会組織ってやっぱりすごく強固なんですね。私にはなかなか理解できない世界なのですが。こういう話を聞くと、政治手法の違いを感じます。


 実は議会基本条例の中味をつぶさに検討してみればわかりますが、この条例ができた暁には議員個々の「政治手法」の違いはあったとしても、それを理由に拒否できない行動様式をとらねばならないというところがポイント。何と言っても出前委員会などは「自らのファンクラブではない場所」で議員が市民と意見交換し、対話を迫られるスリリングな体験・経験の場になるに違いないのです。これはまさに、私と同じグループの大先輩の橋本さんが「自分の支持者に向けてだけの満足感で活動することへの限界」と語っていたように、おそらく自分自身の思考の幅を広げられる可能性にもつながるというものです。

 これぞまさに「議員改革なくして議会改革なし!」と言われる所以なのかもしれません。

 でも、出前委員会が積極的に展開されるようになったとすれば市民が議会を見る眼も少しずつは変わってくるのかな?

 もちろん、変わっていくのが当然・・・・と思っている私たち当事者。

 ということは、もしも変わらなかったとすれば、そこの原因はどこにあるのかをしっかりと検証していけるでしょうね。それもまた極めて重要なのかもしれません!


 議会改革の取り組み・・・・・・「1票にもならない」なんて揶揄する人もいますが、「票にならないからやらない!」という発想そのものをまずは根底から変えていただく必要がありますね。


 まずは議会改革だのと旗振りしている自分自身の身にも照らし合わせて、日々の活動を改善しなければと思いつつ、多摩市議会の一連の改革がどんな風に議員を変え、議会を変えていくのかが何よりも問われるわけで、「改革もどき」と言われぬようにしたいなと思っています。そのため私ができることは何?!

 いやはや・・・一人でできることなんてこれっぽっちもないか・・・・。


 最終的には問われるのは「対話力」かもね~・・・なんて思うと、思わず自分自身の公約を思い出してしまった。「意見の違いは粘り強く議論をつづけ「第3の道」を見つける努力をします。」

 がんばります♪(漢字で書くと「頑張ります!」・・・・どうしてこんな字を書くのでしょうね。)

投稿者 hisaka : 2009年06月16日

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