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2009年05月18日

スケールの違いを感じます。

 今日は大田区の産業プラザPIOと羽田空港のD滑走路建設工事現場の展望台に行ってきました。

 「一体何のため?」

 と尋ねられそうですね。多摩市とは無縁とは言えないかもしれませんが、しかし多摩市の施策との結びつきがいまいち感じられないと思われてしまうでしょうね。


 そうです・・・・「見聞を広めるため」「視野を広がる」・・・・これが今日の端的な感想です。今日の大田区訪問は都内各自治体で活動している私とほぼ同世代の民主党所属議員が行っている政策勉強会の企画でした。今日の企画担当は大田区の森愛さん。総勢7名で大田区の産業振興部の方にお話を伺い、その後・・・空の玄関口である羽田空港の拡張工事の現場へ行きました。


 多摩市とは抱えている地域事情が違うだけに、さすがにその落差を感じたわけです。人口約70万人、一般会計予算規模は約2100億円ですから・・・。そして「モノづくり」、町工場のイメージと言えば、大田区とのイメージもあるように、産業振興で点で考えても多摩市の地域事情とは全く異なります。しかし、今日の話で一番参考になったのは、大田区では今年から「観光課」という部署が設置されたそうですが、それに関わる「大田区観光振興プラン」の話は役立ちました。ちゃんと区ホームページトップのところに「大田の観光・みどころ」というバナーもあります。

 多摩市でも「経済観光課」が設置されて2年目だったかな?(記憶薄)でも、残念ながら市ホームページには観光案内につながるようなページが目立たないなあ。とりあえず今年はフィルムコミッションが目玉事業?市民が中心となって実行委員会のようなものを結成しながら通称「たまロケ」(たまロケーションサービス)スタートしました♪もっとPRしたらいいのに。

 大田区の観光課長さんはもともとJAL社員だったのだとか。3年間の任期付きで大田区の観光政策を担当するために雇用されたのだとおっしゃっていました。羽田空港に勤務をしていた頃には「大田区」を意識したことはなかったけれど、この仕事をして改めて自分の元職場だった空港の大田区にとっての位置づけ、そしてまたその他観光資源の発掘など「とてもおもしろい!」と仕事の面白さを話して下さいました。
 と言っても・・・現実的にはそんなに大した観光名所などがあるとも言えない「大田区」。でも、観光振興プランをつくる中でできたキーワードが「愛着と誇り」。「わが街」への愛着やら誇りやら・・・これって多摩市でも言われていることですね。住んでいる人の意識こそが街を変えていく、いい街に育てていく・・・・そんな認識は大田区でも多摩市にあっても共通のことなのかもしれません。「自分の街、とってもいい場所だよ!」って区民、市民が言ってくれることは一番の宣伝効果ありますよね。さすがに取り組みのスケール感は違うのですが、とても参考になる話を伺えたなと思いました。


 それから、「思い」を持ち仕事をするということがやっぱり不可欠だと感じたのは観光課長さんとともに応対してくださった産業振興課長さんの「大田区のモノづくり」への思いを伺ったから。経済産業省の方から出向している方のようでしたが私とほとんど年齢も変わらない方。普段、「脱官僚政治」なんて聞こえてきますが、しかし「大田区のモノづくりこそ」と振興施策に燃える若手官僚は外部の私の眼からは優秀で、なおかつ志高いと映りました。大田区の町工場で人工心臓をつくっていたり、H2ロケットの部品(?)をつくっていたりと・・・直に伺うと日本の産業を支える「底力」を感じますよね。


 
 場所を変えて羽田空港のD滑走路の展望台は・・・まさか自分では絶対に足を運ぶことはない場所ですね。マニアの方の中にはもう20回以上も通っていらっしゃる方もおられるとか。滑走路工事の専門的な工事の話などを伺い(かなり私の専門外でチンプンカンプンな感も否めませんが)、「嗚呼!公共工事」・・・と思いつつも、大規模のプロジェクトって傍で見るとすごいと思いました。工事手法などの話にはただただその技術に驚きました。

 これが大田区の視察。終わってからとんぼ返りでパルテノン多摩の評議会へ。昨年度の事業報告や収支報告の案が議題でした。住民にとっては?・・・・私は帰り道に歩くパルテノン大通りの雰囲気はとても好きなのです。イルミネーションがないパルテノン大通りはひっそりとしすぎているとの声もありますが、この「静けさ」がいいんです。


 明日は6月定例会の議案説明があります。

投稿者 hisaka : 2009年05月18日

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