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2009年05月13日

「選ぶ権利は私にあるんだから。」

 私のところでインターン生として活動し、今は社会人になった後輩と話をしました。彼女は通勤途中に必ず政治家のチラシを受け取るようになったといいます。インターンをやる前までは街中で議員が議員が遊説をしてたり、チラシを配布していても「関心は全くなかったわけではないけれど、でも受け取ったことがなかった。」のだそう。
 その理由は・・・そのものズバリ・・・「受け取るということは、もしかしたら私はその人の支持者だと思われるかもしれないから。」というのです。

 よくわかる気持ち。

 私も毎日新宿まで通勤していたあの懐かしい自分には政治関係ののチラシなんぞ受け取ったこともなく、ましてや・・・・今朝遊説しているのは「誰なのか?」ということすら知らなかったので。通勤していた私にとっては女性であろうが男性であろうが・・・・誰であろうが・・・・「演説している人がいる。」くらいのことしかわからなかったですから。私は大学で一応政治学科を卒業していることもあり、もともと政治を志していたとか、関心があったなどと言われることも多いですが、「関心ないわけではなかった」レベルで、こと「チラシを受け取ることへの嫌悪感」については、彼女と同様に周囲からの視線を妙に気になり、とかく駅前では「改札に向けて一直線」という感じでしたね。

 そんな私がこの立場にあることは、本当にめぐりあわせだと思っています。


 ところで、今までチラシを受け取らなかった彼女もインターン生として活動をして「私が選ぶ権利があるんだから、選ぶためにはどんなことを考えている人なのかを知る必要があって、だから今度は必ずやチラシを受け取るようになった。」というのです。遊説している議員、候補者などなどに遭遇し、チラシを受け取る瞬間に「インターンをやっていたからだ」と実感するのだそう。気持ちが明るくなる話題ですね。政治に対するハードルがものすごく高い・・・少しずつそのハードルを低くしたいなあと思って活動をしているわけですが、そう簡単なものでもない現実は私としてもそこが‘やりがい’と言えるのかどうかは別として「甘くない」ということは身にしみているところ。


 今日は朝は多摩センター、夕は桜ケ丘の駅前で宣伝行動をしましたが「政治への関心が高まっている雰囲気」は感じられず、淡々としているのはなぜ?


 その状況に私たちがどう応えていくのかが問われている・・・そのことを一段と強く感じたところです。「選ぶ権利」を使わなきゃ!って思ってもらえるようにしなくちゃな。選挙活動に時間をとられるようになると毎回思い起こす?ある意味で奮い立つ?気持ちだったりします。

投稿者 hisaka : 2009年05月13日

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