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2009年05月21日

裁判員制度のこと

 新型インフルエンザの話題で街中騒然としている感じですね。都内でも感染が確認され、ますますマスクが品薄に。お店に「メーカー在庫なし」の表示を見ました。多摩市がこの緊急事態に市民にマスク配布しなければならないとするならば・・・それだけの備蓄が必要ですが十分には持ち合わせていないと聞いています。

 ところで、今日から裁判員制度がスタートしました。私はこれに関しては積極的に賛成することができません。「司法への市民の参加」なんて言われ方をすると何となく司法が開かれていくようなイメージも彷彿するわけですがどうやら有識者のさまざまな見解に学ぶと問題点も多そうです。 
 参考→木村朗さん
     「裁判員制度を根源から問い直す―後世に禍根を残さないために(上)
     「裁判員制度を根源から問い直す―後世に禍根を残さないために(中)
     「裁判員制度を根源から問い直す―後世に禍根を残さないために(下)
     


 高校1年生の時、アメリカの「12人の怒れる男たち」を三谷幸喜が脚色した「12人の優しい日本人」のお芝居をやりました。その時、山下容莉枝さん扮する主婦の陪審員が「むうざい」って発言するんです。「難しすぎてよくわからない。有罪かもしれないし、無罪かもしれないし・・・・だから‘むうざい’」・・・・とこんな場面がありました。とても印象的な場面です。
 もし、私が裁判員になったら・・・・?と考えると、彼女の振る舞いって共感できます。あくまでも架空のしかもパロディの世界ですが。

 
 ・・・って高校時代の懐かしい話題。


 「人を裁く」・・・・その責任の重さを考えると裁判員に選ばれし市民は積極的にはなれないのも当然のこと。裁判員として候補にあがった皆さんの会見も行われたようですし。

「呼び出されても拒否」=裁判員候補者ら会見-東京
 裁判員制度が始まった21日、制度に反対する裁判員候補者の元中学校教諭の男性(67)らが東京都千代田区の弁護士会館で記者会見し、「裁判所からの呼び出しに応じる気はない。(不出頭で)過料を払うのは仕方がない」と訴えた。
 男性は候補者に選ばれたとの通知書のコピーを手に「最高裁に送り返した。被告を死刑だとか一生監獄に入れるとかを決める仕事はやりたくありません」ときっぱりとした口調で語った。(2009/05/21-12:35時事ドットコムより )


 この問題については市民の一人として考えていきたいものです。

投稿者 hisaka : 2009年05月21日

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