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2009年04月30日

ひまわり教室 リ・スタートに向けて

 ようやく落ち着いたころかな・・・ということで、総合福祉センターから諏訪複合施設内に移転した「ひまわり教室」の施設見学に行ってきました。今回の移転に伴って諏訪複合施設は耐震工事、エレベーター設置も行うかなり大々的な改修工事をしました。これで名実ともに諏訪複合施設は学校跡地としても恒久活用施設にふさわしい条件となった気がします。外観はそれほど変わらないかもしれませんが、校舎内・・・・とりわけひまわり教室のフロアにいると「ここは学校跡地施設だったのか・・・」と忘れるくらい?きちんと整備されていてある意味感激しました。

 もともと移転にあたっては「療育」に必要な環境、施設整備という観点で現場の職員から多くの提案を受けてきました。「なかなか財政的にも厳しく、学校跡地を使用するとの制約がある中で、100%とは言えないけれど、建築担当の方には本当に本当に無理を聞いてもらって感謝しているんです。」と担当課長さんがおっしゃっていました。この場をつくるために職員相互にかなりの努力があったことは思い浮かびます。「ひまわり教室」については場所移転のことも含めて、関心を寄せて推移を見守ってきた一人としても感謝です。

 何と言っても総合福祉センターとの大きな違いは・・・さんさんと降り注ぐ光のもとで子どもたちが療育を受けられること。緑にも囲まれた静かな環境でもありますし、子どもの笑顔がより活き活きしているようにも見えました。今はまだ直営ですが7月からは本格的に民間の社会福祉法人が事業委託により運営をする段取り。現況は市の職員と民間の職員とが半数ずつくらいが入って子どもたちへの対応を行っています。今日は施設見学だったので療育内容その他についてはまた今度。


 とかく「ひまわり教室」が引っ越してきて、ここからの展開こそが重要。どうせ移転するならと私は教育センター相談室の職員室と「ひまわり教室」部門の職員室とを一体化させて、否が応でも物理的に顔を見合わせる状態をつくり、人的交流の促進で「連携体制」の構築をすべきと提案してきました。残念ながら施設制約その他諸条件により、「一体化」はできませんでしたが、2階部分に教育センター相談部門の職員室が移転し、「お隣さん」どうしの状況になりました。・・・・挨拶できる関係づくりはしやすくなったはずです(?)

 あとは相談に来た人たちが気軽に入りやすい雰囲気作りが必要で、欲を言えば・・・・校舎全体の殺風景な廊下を何とかしたい。歩いているだけで気持ちが沈みこんでしまうような長い廊下は「相談」する場所の条件としては最悪な気がしますので。「相談する」って悪いことではないのに、廊下を歩いていると余計に追い詰められそう・・・・なんてことは避けたいものです。明るい雰囲気にしたいですね。コツコツ響く足音は昼間でも不気味。
 そのためにもあと少し何らかの工夫をしたいわけですが、ここまでの改修工事を施してこれ以上の要望や要求を重ねることは難しいかなあ・・・・財源的に・・・・(悩むなあ)。

 

 いずれにせよ、この4月からは発達障害に係る総合相談担当窓口を新設して「ひまわり教室」の今後は新たなる展開が期待されますし、「就学」が大きなハードルになっていた子どもたちへの相談体制が一層強化されていくはずなので、私としても今後ますます注目していきたいと考えています。何と言ってもやる気十分、経験豊富で実績十分な職員の方が総合相談窓口を担当していることが心強い!ある意味で口出ししかできない議員の立場としては「お願いします!」という気分なのでした。

投稿者 hisaka : 2009年04月30日

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