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2009年04月27日

議会基本条例を制定することには一応合意?!

 午前中に議会基本条例の素案確定に向けての全議員向け説明会があり、現在進行中の条例素案の素案に対する意見交換会が行われました。一応、主催者は議長。説明をしたのは議会改革特別委員会の委員長。
 議員の半分は特別委員会のメンバーですし、もともと素案の素案の素案の素案を作成する段階からも会派ごとに議論したものを寄せ集めしながら取りまとめてきた経緯もあり、それほどに議論白熱するような説明会にはならず、淡々と進みました。

 まあ、内容にはそれぞれ多かれ少なかれ完全に納得できないとの部分もあるのだと思いますが、そこは譲歩しながら・・・・・とりあえず議会基本条例制定に向けてようやく先が見えてきたような気がします。「議会基本条例制定をめざす議会改革特別委員会」というわけで、目指しただけで制定には至らない最悪のケースは回避できそう。・・・・よかった。


 午後からが引き続き、議会改革特別委員会があり、今度は行政からの2回目のヒアリング。副市長、企画政策部長、総務部長、文書法制課長が並び、副市長から主に発言がありました。印象的だったのは「職員の事務の軽減に配慮していただきたい。」という言葉。議会が活発に活動することは否定せず大歓迎であるが、しかし議会対応に職員が忙殺されて本来業務に専念できない状態にしてもらっては困るということでしょうね。議会からの情報・資料請求などへの対応に追われているとの話は今までからも‘耳タコ’ですが、議会への応答責任に関して言えば、それもまた職員の業務のうちではないかと思ったりもします。
 議会の定例会開催前などに職員が普段以上に忙しくなることは理解しますし、自分の仕事に集中できないで「余計な仕事」が増える場合もあることも承知はしますが、それ以上に職員を忙しくしている原因の分析を行ってもらいたいですね。職員の負担その他軽減のために職場内ではどのような努力をしているのかがそれほどに伝わってこない・・・・・やっていることが伝えられていなければ理解のしようがないわけで、「ここまでやっている」という行政の内部努力が説明された上で、こちら側にも協力を求めるとのことがなければ・・・・・「職員への配慮」って言われても・・・・・になることも事実。

 「そういうことは察してください。」と想像力を求められるのかもしれませんが、議会や議員が市政の問題解決のために情報収集をすることは必要なこと。職員が大変になるから遠慮しよう・・・と配慮して活動を自粛するとすれば、これまたおかしな話です。


 実際には、業務が多くなっているのに、職員は削減されていて「慢性疲労市役所」状態にあることは議員であれば推して知るべし。しかし・・・・職場内で係員をとりまとめる管理職=上司はどんな配慮をしているのでしょう?上司の上司の上司の上司は・・・・・・・・・「市長」ってことにもなるのかもしれませんが・・・・・・。


 議会にまで「職員への配慮」を求めなければならないほど疲れた状況。


 本当は頭を下げたくないけれど、お願いをしています・・・・・と言われればそうなのかもしれませんが、だったら議会に頭を下げなくてもいいコンディションをいち早く作ってもらえないものか・・・・・そう感じるのは私だけ?


 
 

 「職員への配慮」話はさておき、肝心なる議会基本条例ですがいよいよ制定に向けてあと一息。素案を確定させたら市民への小規模な出前説明会、パブリックコメントを経て条例提案という予定になっています。とりあえず、ここでいったん深呼吸しなくちゃ・・・・って心境です。

投稿者 hisaka : 2009年04月27日

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