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2009年04月24日

救急車足りない。

 以前から指摘をされていたことだけれど、多摩消防署には救急車が1台しかなく、救える命への対応が万全とは言えない体制になっています。
 一方で「つまらんことで救急車を呼ばないでほしい。」という言い分もあるようですが、だからと言って、適時適切に対応できないことの理由にして、万全な体制を整備しきれていない状況を正当化するものではないのでしょうね。

 今日は救急車の到着が遅れ(町田から来た)、救命救急センターを5か所もたらいまわしにされ、ようやく病院にたどりついてからも2時間ほど待たされ・・・・という話を伺い背筋が寒くなりました。ようやく一命はとりとめたものの・・・・救急救命体制の不備への怒り、憤りを抑え、状況をお伝え下さり、同じ思いをする人がいないように何とか状況改善できないものだろうかとのお話でした。救急救命センターも休日対応でいえば不十分にしか受け入れ態勢ができていないことも実感したといいます。「何のための救急救命センターなのか。」看板に偽りありとも言いたくなるのは家族であれば当然のことでしょう。


 緊急医療体制といえば、妊婦さんが都内8か所の病院をたらいまわしにされたあげく死亡した事件も記憶に新しいですが、病院そのものの受け入れ態勢を整える以前の問題にあるのが救急車の配備数の問題かもしれませんね。高齢化社会が進んでいくと、それこそますます救急車へのニーズは高まるでしょうし、せめて多摩消防署にも「もう一台」と言いたいところです。こちらもやっぱり行政の効率化合理化云々のしわ寄せ、公務員削減のあおりを受けているのでしょうか?何だかおかしいですよね。


 今朝は朝日新聞の朝刊にも「公立病院の3割 病床削減」という見出しでトップ記事に調査記事が掲載されていましたが、医療問題・・・・なぜこんなにまで命を救えない状況になっているのでしょう。多摩市だけでどうにも解決できない問題とも言えますね。まさに都政や国政との連携で解決していくべき課題だと思っています。

投稿者 hisaka : 2009年04月24日

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