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2009年04月21日

議会改革は進むか?

 議会改革特別委員会が開催され、ようやく「議会基本条例」全体の素案が固まろうとしています。来週早々には委員会のメンバー以外の議員への説明会と意見交換を行ったあと、微調整をし、市民への地域説明会やパブリックコメントの実施と段階を進むこととなります。

 一昨日の川崎市のシンポジウムでは「議会基本条例の制定」=「議会の改革」ではないことが指摘されていましたし、実際に地方議会改革ブームで「議会基本条例制定」が業界では流行っているものの、肝心な条例制定後の運用についてを見てみると・・・・・単にアクセサリーで飾り物の‘瀕死’状態のものも決して少なくないとの話でした。


 条例を制定後にまで想像力の羽を伸ばすことが重要かと思いますが、条例素案も説明と言うことで、6月に取り組むことになっている市民への地域説明会は「議会事務局の手を煩わさないで取り組む」がスローガン?!委員会のメンバーを3つにグループ分けし、市内コミュニティセンター全館と諏訪地区市民ホール、総合体育館の計9か所に出かけて「車座集会」風に市民の方と「膝を突き合わせた議論」をすることとなっています。ちなみに各グループは3か所ずつ受け持つのですが、メンバーそれぞれが「住んでいる地域以外」の場所に赴けるようになっています。グループについてとメンバーと担当場所は下記のとおり。開催時刻は別途お知らせしますが。

                        
 Aグループ 安藤 遠藤 折戸 平野→諏訪地区市民ホール/ひじり館/総合体育館
 Bグループ 小林 今井 向井 萩原→貝取こぶし館/トムハウス/愛宕かえで館
 Cグループ 岩永 菊池 白田 住田 橋本→ゆう桜ケ丘/乞田ふれあい館/関・一つむぎ館


 一応、市の広報、ホームページには日程と合わせて告知をする予定ですが、広報宣伝など集客からすべてグループごとに知恵を絞って実施する・・・ということにもなっていて、「海のものとも山のもの」ともわからないまま「まずは取り組んでみよう!」が合言葉(になっているかはわからないけれど)?!


 議会への市民参加は、市民が議会に傍聴に来れるような環境を準備し、ただ待っている受け身の姿勢ではなく、積極的に地域に出張って行き、議会自らが行動することを基調に・・・・・というのは当然のことと思っているわけですが、上記の地域説明会の取り組みは、全くの新しい取り組みだけに、意欲に比して「いまいち」な結果で議会改革への士気が低下しないようにしたいものです。もともと市議会への関心は低く、投票率半分以下の中で選出されている私たち・・・・なので「最初からうまくいくわけではない」ことを前提に最善を尽くすぐらいの気持ちがちょうどいいですね。いわゆる各個人の後援会活動の一環として開催されているような議会報告会などは違う場になることが予測されるところもまた面白い点かもしれません。


 どうぞ、関心のある方、最寄りの会場へお越しください!日程は別途お知らせをするのですが、参加の心づもりだけでもぜひ!市民の方の中にはグループごとに説明会全体の雰囲気の作り方も変わるのではないかとおっしゃる方もいて、それぞれのグループ比較をしようなどと少々いたずらっ子的な意見もあったりします・・・・・。もちろん本来的にはどの場所に行っても差異がないようにしよう・・・したい・・・・というのが私たちの方針ですよ・・・・。

投稿者 hisaka : 2009年04月21日

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