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2009年03月12日
予算特別委員会4日目
とても厳しい財政環境。それでも全国自治体の中ではまだまだ恵まれている自治体。本当にそうなんだろうか・・・・と狐につままれた気分での4日目。
「無駄が多いのか?」
4日間の質疑を聞いていても「無駄かどうか」というレベルでの話をしていても埒があかないことだけが浮き彫りになるばかり。議会が議員どうしで行政全体の活動がどうあるべきかについて意見交換していかないとの思いを強くするばかり。本当に悩ましい。
一つ一つの事業について問われる「必要度」は「そこまでの税金を投ずる意味」のこと。そこは市長、行政に問われるのと同時に私自身にも問われることなので責任があります。財政状況が厳しくなればこそで、ますます予算の執行を認めるということの責任が年々重くなっているように思います。
今日は土地の買収=「みどり」の確保のことが話題になりました。生産緑地だった土地が相続され、生産緑地法に基づいて公共的団体=市に買い取り申請が提出されていた場所に約1億3千万円の買収費用が計上。これについて「生産緑地が相続されたら売却されないようにすべて市が買い取るのか?!」という質疑から始まりました。市は「みどりの基本計画」の「みどりの拠点」に位置づけられているからぜひとも確保をしていきたいという説明。何とか何とか「ご理解を」ということでした。
「金額的にとても大きな買い物について議会に対する説明や協議があまりに不十分だったのではないか。」また、当該地については「公園」として都市計画決定をする手続きをとる予定との話(それで国の補助をもらえる)からは、都市計画審議会などでの情報提供もないことも問題ではないかとのご意見も。
今の時期にどうしても購入しなければならない緊急性等がわからないし、納得できないと言いきった議員さんもおられました。
ところで、「みどりの基本計画」では「市域の37%をみどりに!」という目標を掲げています。その目標自体を否定するわけではありませんが、それを達成するために買い取りをしなければいけない用地(緑地)はまだまだ存在するわけで、それらを全部市が買い取ることになったらそれこそ大変!破産します。
そういう意味では「市域の37%をみどりに!」という目標値そのものに再検討が必要なのかもしれませんが、「みどり」に対する市民の思いの深さを考えると目標値の削減というのはなかなか言い出しにくいところなのかもしれませんね。私もやっぱり言いにくいことなので。
明日は消防費に教育費の質疑をしてから特別会計の審議に移ります。明日の教育費で質疑する内容がとても重くて。小中学校の情報化推進のための初期投資。3年間計画で整備するそうだけれど、その総額は?そしてその後のランニングコストは?
情報化の推進って「第三の公共事業」と言われていて、初期の設備投資、システムに必要なソフトの開発から始まってとかく維持するだけでも結構な経費がかかるはずです。そのことも含めて尋ねたいと考えています。
投稿者 hisaka : 2009年03月12日
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