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2009年03月03日

3月定例会 一般質問

 明日は休会になりました。自民党、公明党会派がそれぞれ1名しか一般質問をしなかったので思ってもみない中休みです。明後日から補正予算審議、条例と来年度予算の提案があり、来週月曜日から予算特別委員会がスタートします。

 議員個々人の個性あふれる質問は内容が多彩。議員の場合は自分の興味関心を中心にして「テーマ」を持つことができるので、ある意味で専門性深めようと思えば深めることも可能です。でも、市長の場合は興味関心云々ではなく、行政の活動全般のことを隅々とは言えないまでも把握しなければならないので大変そうです。そんな市長を支える知恵袋としては職員がいるわけで、個々の職員がそれこそ専門性をもった集団であるならば、議員一人が太刀打ちできるものではありません。ですので、議員個々人の孤軍奮闘から「議会全体」の結束で市長に立ち向かえるようにしていこう・・・・・少なくともそれが議会の目指す方向性だと思っています。

 でも、それは理想にすぎないのかもしれない・・・・・・と思うのは、とにかく一般質問をしていて飛び交う野次の品のなさ。

 「野次を飛ばしてカツを入れる」というよりも、傍聴席で聞いている市民が「気分悪くなるような野次」で、言ってみれば議員同士が足の引っ張り合いをしているような、「人を小馬鹿にするような野次」に聞こえているとの感想からも窺い知ることができそうです。


 高邁な精神を掲げて進めている議会改革の行方にちっとも期待できない・・・・・私のところに届く方々からの意見が出てくる所以かもしれません。

 ところで、卒業式と入学式間近。そんな中で今年は衆議院選挙や都議会議員選挙もあるということで・・・・・教育長から各学校に次のような趣旨の指示があったのだとか。「いわゆる‘政治家’と呼ばれる方々からの祝電披露の場合には「名前の紹介」か「祝電の掲示案内」という取扱いをしてほしいと。」。各学校では祝電の取り扱いがかなり異なっていたようですね。全文紹介をして名前まできっちりと読み上げる学校もあれば、そうではない学校もあったりと・・・・ですので、そこを統一したようです。
 それについて「今までの慣習やらお祝いの気持ちがあるわけなので、全文披露することを妨げるような指示はおかしい。教育委員会で議論すべきではないのか。」と教育長の方針に異議を唱えたのが今日の発言者。しかし、これについては議場から「教育長の見解の方が正しい。」と教育長を支持する声が!もちろん私も・・・・・なぜだか全校に届く仰々しい‘政治家’からの祝電には首をかしげていた一人なので、教育長の考えに賛同します。

 ところで、市議会議員はどうでしょう?卒業式や入学式には‘地元’の議員が出席をします。今年は中学校の卒業式に代表者会議の日程が重なっています。「公務優先かな?」と思いきや、卒業式に出席できるようにとその日に会議の開始時間は午後からに遅らせて設定するなどとしています。
 でも考えてみたら、地域によっては議員が出席しない学校もあるわけです。「議員はどうして卒業式や入学式に出席するの?」・・・・・議員だって別に出席しなくてもいいのでは?・・・・・という意見があるにはあるのです。
 
 市議会議員の場合には地域で青少年問題協議会のメンバーであったりするので、そういうつながりから出席していると捉えればいいのかなと個人的には思っています。

 今日の質問では「給食センターの民間委託化」方針に腹を決めているんだろうなあ・・・・・と思わずにはいられない教育委員会サイドの答弁があり、「民間委託化せよ!」と加勢する立場の議員からは「年収1千万の調理員はいらない」というような野次も。必ずしも民間委託ということを否定するものではないのですが、民間委託化した給食センターで作った給食の献立と食材、その内容は?2年後から小学校に上がる我が子を目の前に考えさせられるものです。
 もともと私は給食センター方式ではなくて「自校方式」がいいと思っていましたし、札幌で2年間小学校に通っていた時の給食に比べて、多摩市の給食がおいしいと感じられなかった経験があります(これって20年以上も前の話)。なので、メラミン食器導入にあわせて「弁当持参」をするようになった時にはほっとしたわけです。食の安全という点でもやっぱり「お弁当の方が知れている」から安心でした。


 脱脂粉乳の給食があった時代と現代とでは「給食」の意味合いや位置づけも微妙に異なることは確かです。でも、「食育時代」だから「給食」が必要という人もいるくらいです。飽食時代だとは言え、見方によっては食卓が'貧困’になっているからこそ「給食」がつなぎとめる「食文化の継承」「食の伝統」もあるのでしょう。

 いずれにせよ、「給食廃止」にはできない中で安全・安心な子どもたちへの「食」の提供をどうしていくのかは課題です。

 明日は休会。定額給付金については明日の国会で可決の見込み。可決されたなら、明後日以降の早い段階で多摩市議会にも追加提案が。いち早く市民への給付を行うためです。すでに定額給付金のための特別対策チームが編成され、市役所の体制は万全ですので。

投稿者 hisaka : 2009年03月03日

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