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2009年02月24日

「和」を尊ぶ議会運営。

 議会運営委員会があり、明後日から始まる定例会の日程が確定しました。

 今回は・・・・・自民党と公明党会派は一人の議員の一般質問の時間35分で「代表質問」をやるのだとか。そのために発言順を決めるのにひと悶着。実は、事前に議会運営委員会の委員長の‘粋な’?!はからいにより、自民党や公明党会派は「代表質問的に一般質問」を実施するので順番を先頭にしてみよう・・・・という対応で順番の仮決定をしていました。

 先週の通告書の提出締切日から議会運営委員会を開催する時間もなかったので、仮決定していた順番のことは各会派の代表などと調整した結果のようでした。

 ところが、今日の委員会で「実は、委員長の‘粋な’はからいに対する異議があるんですが・・・・」という趣旨の発言があったのでひと悶着。


 一応、調整済みで今日は確定するだけであっさりと議事が進むのだと思っていたのに、異議申し立てというのはいまいちな状況。会派間で調整済みだと思っていたのに、会派内部で調整ができていなかったので後出しじゃんけん的に「やっぱり、おかしい。」というのでは、粋なはからいを済ませた委員長の顔に泥を塗るもの。


 そう思ったので、あえて私も「『やっぱり、おかしい』と今頃言うのがおかしい。」と意見をしましたが、議会運営委員会は共産党会派の小林さんが委員長を務めていらっしゃるのですが、彼の人柄を考えれば、筋を曲げてどうこうしようとする人物ではないので何とか今日のところはおさまってよかったよかった・・・・・という感じ。


 議会の運営というのは、議員それぞれが個々の主張を自分勝手に述べ合っていても進んでいかないので、馴合いという風には思いたくないですし、「なあなあで進んでいる」わけではないと信じたいわけですが、いずれにしても日本の良き伝統である「和を以て尊しとする」という文化が息づいている場でもあるんです。これが傍聴席からみると「議員仲良しクラブ」結成で、非常に不愉快にも見えるのかもしれませんが、主張するところは主張して、でも退くところは退いてというさじ加減が結構重要だったりするんです。その間合いが議員どうしの微妙な人間関係に密に絡んでくるので、私からしてみれば人生経験的にも豊かすぎる大人の先輩方の息づかいについては息をひそめてじっと伺うだけになる場合も。何と言ったって、私の両親に年齢が近い人の方が多いわけで、まるで「頑固」な両親に物を言っている気分になっている場面があったりする自分に気がつくことも。


 私とぴったりと同世代というような議員さんがいないので、微妙な間合いと距離を持てる議員同士の人間関係をつくるのって難しいなあって思うこの頃。明後日から、いろいろありそう。3月は誕生日も来るので一番好きな時期なんですが、また、今年の誕生日も日程を確認したらハードに予算特別委員会中。今のうちにどこのケーキでお祝いするのか考えておかなくっちゃ!って感じ。私よりも「丸くてろうそくを立てるケーキ」を今から楽しみにしている我が家の姫君がいるので。

投稿者 hisaka : 2009年02月24日

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