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2009年02月12日

議会改革への道筋。

 午後から議会改革特別委員会でした。今日は前回の委員会を受けて、今後のスケジュール、議論の進め方を議論したのですが、私たちが目的としている「議会基本条例」の制定の時期は今年の9月をゴールラインにというのが概ねの総意となった気がします。
 今後は・・・・特別委員会での素案の議論、さらに全議員への素案の提示と議論、さらに法技術的な面での専門家の指導やご意見をいただいたのちに・・・・市民からさらに意見をもらうということになりそうです。市民からいただくご意見については、いわゆるパブリックコメントと第3弾となる出前委員会形式での説明会を開いていく方向で。第3弾の出前委員会は駅前の3会場での開催のみならず、コミュニティセンターその他の地域施設にも出向いて行っていく方向性に話がまとまっています。おそらく10か所くらいは実施することになりそうです。こちらについては、これまでのように委員13人がずらりとがん首揃えなくとも、メンバーをチーム分けしして、それぞれ分担で地域に出かけていく方式もあるのではないかという提案もありました。

 「かなり前向き。」

 たぶん、実際にやりこなしていくとなると大変だろうなあ。(って・・・・その間に今年は選挙活動もこなしていかなければならないはず?!)


 何はともあれ、委員長が「全会一致で議会基本条例を成立させたい。そのためにも丁寧な合意形成を図っていきたい」という意向を表明したことは心強し!9月までは決して短距離とは言えないけれど、息切れしてフェードアウトしないように気持ちの維持をしていかないとと思っています。


 ところで、今日は「いなぎこども発達支援センター」に訪問をしました。目的は・・・・今年の7月から「ひまわり教室」が民間委託方式に変更になるのですが、その委託先になっている社会福祉法人の正夢の会さんが稲城市で事業を展開しているからです。施設長さんに施設全体の見学、それからお話を伺ってきましたが、やはり行政から民間委託方式に変更になったとしても「そうすぐにやり方を変えていけるわけではない。」ということはおっしゃっていました。正夢の会さんは社会福祉協議会が運営していた永山にある「つくし作業所」を引き継いでいることもあり、それなりに行政とのパイプその他あるのかなあと思っています。
 私がちょうど訪問した午前中の時間帯、ちょうど音楽療法のプログラムをやっているようでしたが、子どもたちは落ち着いた様子で歌を口ずさんでいました。私は療育の専門家でも何でもないので、あまり突っ込んだことは言えませんが、場所的にはスペースが若干狭い感じがして、もう少し余裕のスペースがあればもう少しいろいろなプログラムの工夫などができるような気がしています。
 目を転じて・・・・「ひまわり教室」は教育センター内に移行するにあたっては、スペースその他の空間づくりで現場サイドの意見も取り入れたという経過もありますし、そこをいかに活用するのかでは工夫の余地もさらにあるのかもしれないと思っていますが、いずれにしても「現状をすぐには変えることができない」と言った範囲の中で、これまでの療育プログラムを前提にしながら、さらに充実していけるのか、そしてまた新たなニーズにも応えていけるのかは大きな課題かもしれませんね。


 って、この課題は受託事業者として決定した正夢の会さんが負っているというよりは、委託する側の多摩市の方針がどうあり、今後のビジョンをどう描いているのか・・・・にかかっているに違いありません。なので、いよいよ一般質問の通告書を作成しなければならない段階ですが、「市のビジョン」を聞いてみないことには・・・・と考えています。結局は市の短期的、中期的、長期的なビジョン「障害のある子どもたちのライフステージに応じた支援」という枠組みの中で、「ひまわり教室」が位置付けられ、そこに受託事業者として果たす役割が見えてくるはず。そうでなければ、受託事業者も正直、身動きのとりようがないのではないか?なんて思っているところです。ようやく民間に委託されることが決定したことを一区切りとして、今後の展開が気になります。

 ところで、昨日は多摩自由大学の「市民協働」をテーマにした連続講座の最終回。市長のトークだったので参加してきました。市長は寄付条例について「3年間あたためて、検討してきた」と述べていらっしゃいました。会場には「3年間検討してきた結果が・・・・あの条例内容なのか・・・・・」という感想をもらしていらっしゃる方もおられましたが、私もそう思っていて、3月の定例会ではひとつ寄附条例が争点になるかもしれないなと感じているところです。

投稿者 hisaka : 2009年02月12日

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