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2009年02月09日

いつの時代も変わらない子どもたち。

 今日は午前中に会議があったので、間に合うかどうか心配していましたが、ギリギリセーフで6回目を迎えた多摩市公立小・中学校連合図画工作・美術展覧会に行くことができました。

 パルテノン多摩のギャラリーで行われていたのですが、「力作揃い」の作品の数々はどれも素晴らしく、会場全体に子どもたちの心の表現が溢れていることに元気をもらいました。中学生にもなると、篆刻、版画など作品も大人顔負け!図工室や美術室でどんな光景が広がっているのかなあと想像しながら、楽しく鑑賞したひと時でした。
 
 会場には今回の展覧会についてのメッセージが掲示されていました。その文章がまた非常に素敵なものだったので紹介したいと思います。たぶん、主催をなさった学校・・・というか図工の先生がお書きになったものでしょうね。

 「図工室で旅に出る子どもたち」

 「ねぇ、今日はなにやるのー」と、子どもたちは図工室にやってくる。
 そこには多くの出会いがある。人と人との出会い、人と物との出会い、ものと物の出会い・・・・。子どもたちは、自分自身に、人に関わり、×をかけながら、物語にくり出すように、自分の世界へと旅に出る。

  (略)

 つくる喜び
 ことばにならない時間や感覚を、移り変わる色や、形で表しながら、自分の存在を確かめ、見つけ出し、作り出していく。そして、「今、この時間を生きている」と自分の存在をふるわせる。
 出会いはたくさんのトキメキと喜びをと共に、作品という創造物と新しい自分を作り出していく。旅は人を育て、多くの発見と喜びが生まれる。

 「いのち」と語らい、表現、自立

 (略)

 ものをつくるという過程は‘生きていくこと’に似ている。
 素材やモノと出会い、試行錯誤の旅にでて、自分を探し、自分と出会う。
 こうして子供たちは、日々図工室で自己を実現している。


 会場には案内のパンフレットなどがなかったので、せっかくの素敵な文章も手元にいただくことができず、携帯のカメラで写しとってきたので不鮮明な部分もあり、ちょっと一部しか掲載できていません。。。。いずれにせよ、とても感激のある文で、市内の先生たちがどんな心で子どもたちの指導をなさっているのかがとても伝わるものでした。

 ところで、昨日になりますが、多摩市平和イベント実行委員会で「ヒロシマからイラクへ…小児白血病・がんをもたらす”体内被曝”の脅威~」という規格がありました。被爆医師と言われている肥田舜太郎さんからの講演会は前評判どおりに力強いもので、92歳とは思えない話しぶりと、その話の内容の重さを噛みしめました。
 それから、「日本イラク医療支援ネットワーク」の事務局長で佐藤真紀さんから劣化ウラン弾に苦しむイラクの子どもたちの現況報告もありました。


 あわせて、イラクの子どもたちの絵と多摩市の子どもたちの絵の展示も。テーマは「平和」。子どもたちの平和の表現が環境によって違うように感じました。でも、どの絵をとっても子どもたちの今の「心」が素直に表現されているのだろうと思いました。


 「苦しんでいるのは海外の子どもたちだけではない。」・・・・・海外支援のことを話すとそんな返答が返ってきたこともあります。もちろん、日本の中にも苦しんでいる子どもたちが少なくありません。でも、今年も少しだけカンパのためにチョコを買いました。「限りなき義理の愛大作戦2009」。一つ買うと子どもの医療費一日分になります。ささやかな支援で救える子どもたちもまた一部に過ぎないのかもしれませんが。でも、ささやかな支援が結びつきあうと大きな力になります。

投稿者 hisaka : 2009年02月09日

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