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2009年02月07日

議会改革は進むか?~トーンダウンというわけでなく。

 昨日は議会改革特別委員会で起草グループで作成した条例素案を公表しました。かなり根つめた作業だったこともあり、会議が終わったとたんに私は一気に肩の力が抜けてしまってひと休み。・・・・って、ひと休みしている場合ではなく、これからいよいよ最終段階に向けての踏ん張りどころなんですが。

 ということで、昨日は活動報告の更新を思わずパスしてしまいました。帰宅してパソコンの画面を見たくないなあ・・・なんて気分だったのです。

 さて、昨日は午前中に多摩市手をつなぐ育成会が主催をした講演会に参加しました。「障害のある人のライフステージに応じた支援」というテーマで「充実した余暇で心を育てる」という副題での話でした。講演をされたのは島田療育センターの心理相談室長の山本秀二さん。障害の有無で余暇活動の選択の幅、範囲が変わってくることを改めて考えさせられましたし、やはり地域資源の活用、中でも余暇活動をするために必要な支援者を増やす(ここが不可欠・しかし最も難題)ことの重要性が指摘されていました。要するに障害者に対する周囲の理解を深めていく必要があるということなのでしょうね。ノーマライゼーションが言われて久しいわけですが、人の意識を変えていくには時間がかかることをしみじみと噛みしめながら、約2時間の講演を聞きいっていました。

 講演会の後、急ぎで議会に移動して特別委員会へ。議会基本条例の制定に向けて一気に加速すべきかどうか・・・・?と私自身も議会内全体の空気を読みながら今後の進め方をぼんやりと頭に描いていたのですが、思っていたとおり・・・・委員会では「ていねいに議論を積み重ねるべき。」という意見が圧倒的多数で「何が何でも条例制定を優先する」というよりも、条例制定へのステップを一段ずつ、着実に積み重ねたい、そのためにはもっともっと懸案事項についても意見交換をしていきたいし、議員全員で認識を一致させていきたいという方向性に。
 実は、委員長と事前に話をしていた段階では、早ければ3月にも条例素案について市民からのパブリックコメントを集めようかとの勢い(・・・・私はちょっと無理そうかなとも思っていましたが)でしたが、そこは昨日の話し合いで少しばかりブレーキがかかった感じ。議会全体での議論はもちろんのこと、条例素案についても単に素案を示して意見提出を求めるだけのやり方だけではなく、出前委員会形式で、市民に直接、素案の説明を行って直接意見交換できるような手法を用いたいと考えているメンバーがいることもわかりました。特別委員会そのものの任期は今度の9月まで。なので、そこまでいっぱいいっぱい時間をかけてもいいのではないか、何よりも「丁寧な議論」は何にも代え難いプロセスであると考えているメンバーが多いことは「さすが多摩市議会ならでは!」と思いました。とにかくなかなかの「論客ぞろい」で、私にとっては人生経験もはるかに重ねていらっしゃる方々の含蓄ある言葉一つ一つ・・・・勉強させられることばかりです。

 ですので、トーンダウンではありませんがペースアップはしないで、まだまだ「討議する議会」を目指した討議が行われると理解するのが妥当でしょう。

 ところで、今日の午前中に青少年問題協議会の地区委員会があり、明るい選挙推進委員をなさっている方からベルブ永山の市民ギャラリーで市内の小中学生による「選挙啓発ポスター」の展示があることを伺いました。早速足を運びました。なかなかの力作ぞろい!
 私としては・・・・国会議事堂を背景にし「大人はちゃんとしているのか!」と訴えているポスターになんだかぐっと来てしまいました。明日までということなので、もしお時間ある方はぜひ足をお運びください。
 今年は選挙year!確実に二つの選挙が行われるので・・・・。一票を放棄するということは子どもたちの未来を諦めるということにもつながるよな・・・・ってそんな気分になった昼下がりでした。

投稿者 hisaka : 2009年02月07日

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