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2009年01月20日

学校図書館訪問記~新宿区立津久戸小学校

 今日はビルのど真ん中にある新宿の津久戸小学校まで行ってきました。飯田橋から徒歩数分に立地する学校は戦火でも生き延びた場所にあり、今年で104周年という歴史を物語るようなところでした。

 さて、津久戸小学校も学校図書館に関する研究活動から取組んでいるわけなんですが、そのきっかけになったのは私も存じ上げている・・・とある先生の存在。どんなきっかけであったのかについては、文部科学省のホームページからも確認ができます。

以前勤務していた多摩市では、市独自で学校図書館担当職員(学校司書)を配置していた。その際、図書室というのは、読書センターとしての機能と学習情報センターとしての機能を併せ持つ必要があると感じ、研究に取り組んだという経緯があった。
ということなんですが、その先生もおっしゃるように、何といっても熱心に取り組んでおられる司書教諭の小川先生の存在が大きい!小川先生は子どもの読書サポーターズ会議のメンバーのお一人でもあります。


 というわけで、今日は小学校3年生のクラスと一緒に「日本十進分類法」を学びました。こんなこと私の小学校時代には学ばなかったと思いましたし、正直なところ知識ゼロという感じだったので、子どもたちと共有した図書の時間に少し賢くなってしまいました。・・・・というのはさておき、司書教諭が果たすべき役割とその存在意義と価値を認識させられる現場を経験できた感じです。
 学校図書館司書という資格は「司書教諭」とは異なるとの話を伺ったのですが、まさに、司書教諭は子どもたちの指導カリキュラムの中にどうやって学校図書館を位置づけることができるのか、そして活用していけるのか、何よりも子どもたちが主体的に学校図書館を使いこなせるのか・・・という力を育んでいくのかを示唆するプロといったところですね。多くの学校は学級担任が「司書教諭」という役割を兼任しているため、本来的な司書教諭の職務を果たし切れずに消化不良状況に置かれていると聞くわけですが、小川先生でさえ、まだまだやりきれていないことがありそうな状況(ちなみに小川先生は日本語教室の指導担当の先生で通常学級の担任ではない立場で仕事をしています。)を考えると、一般的な学校の状態が想像に難くないわけです。


 そこで・・・・多摩市は?・・・・と振り返るわけですが、多摩市の場合には学校図書館司書の全校配置により司書教諭の先生が大いにサポートされる状況にはあると言えるのかしら?実態についてはこれから理解と調査を深めていく必要がありますが、少なくとも日常的な図書や資料の整理、情報収集その他では司書教諭の先生が割り当てられるだろう業務をこなしてくれる人員の配置がされていることは事実。それを思うと、多摩市の学校図書館の活用が発展しないわけがないと理解できます。そして、発展させていくためにどうしていくのかを考える必要がありますね。
 

 新しい学習指導要領でも学校図書館の位置づけがますますますます無視できない存在になっています。「表現力不足」と指摘される日本の子どもたちが得た知識や情報をその子なりに活用していく力をいかに磨くのか・・・そこに学校図書館が重視されていくことは当然のことです。図書館は知の集積であり、情報の拠点・・・・・まさにメディアリテラシー教育の原点にある場所ともいえるからです。インターネット時代だからこそ、ますます必要な能力。


 多摩市の教育の特徴としては手厚い人員配置・・・・ピアティーチャーと並ぶ学校図書館司書の全校配置を名実ともに「特色ある教育」としていくためにももっともっとできることがあるはずで、可能性は広がっています。いかに特色化していけるのかは誰に手腕にかかっているの?!


 そうそう今週、津久戸小学校には肥田美代子さんが視察にお見えになるとか。肥田さんは民主党に所属されていた議員さんだったようですね。また一度お目にかかる機会があれば・・なんて淡い期待。

 明日から議会改革特別委員会では第二弾出前委員会に向けた朝の街頭宣伝活動開始します。これはあくまでも有志での取り組みですが、明日は何人参加してくださるかしら?ちなみに永山駅でやります。

投稿者 hisaka : 2009年01月20日

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