« 仕事始め。 | メイン | 他人事ではない。 »

2009年01月06日

oneテーマ。

 市民の方とお会いをして、いろいろと意見交換。私の目下最大の悩みは3月定例会のこと。昨年末に定例会が終わったばかりで、年明け始まったばかり・・・・・・3月定例会は日程の関係で2月中にスタートするので、一般質問その他準備の時間が賞味あと1ヵ月半もない状態。

 正直・・・・それだけの時間で十分に調査を重ね、深みのある質問ができるかどうか・・・・・って疑問だったりするのです。

 その方のご意見によると「議会改革ってやっているけれど、本当に議会改革が進むのか疑問だねえ。」というもの。何しろ時間に追い立てられ、追いまくられている時代環境・・・・・・・「考える時間がなければ、いい仕事ができない。」というのがその方の持論。なので、「議員も大変かもしれないけれど、それに対して情報提供をしたり、資料を作成したりする職員も大変で、一般質問をしたとしても‘やりっぱなし’になってしまうのでは?」というのです。


 確かにそうなのかも・・・・・私たち議員が行う一般質問はあくまでも個人プレーの性格が強く、終わってしまったその後・・・・心して後追いしていかないと「検討します。」の市長答弁はそれ止まりになる傾向が強いというのが私の印象。せっかくの意見も提案もどこへやら・・・・と憤りを覚えることも少なくないわけですから。
 しかし、一方で、議員個人、議員固有の「発言権」として一般質問こそ議員の「ハレ舞台」と仰る方もあり。その意味合いについて、私もそこは頭から否定はしないけれど、一般質問は「発言してやった!」みたいな議員の自己満足に終わってしまうこともあれば、特に、市長と相密な関係にない立場の議員の場合は「焼け石に水」のごとく・・・・げんなりとしてしまう場合も多いことも。それはとても空しいことですよね。

 事実・・・・今、進めている議会改革で私たちは何を目標にしているのか、改革が進んだ先にはどんな議会があるのかを考えてみると、「議会の権能」を高めていくためには個人プレー以上に全員プレーが求められるわけで、それに対し、個々の議員がどうアプローチしていけるのかが問われそうですね。


 選挙のことを考えると、いかに個人を目立たせるのか、しかも実力の伴った個人プレーが目立つのであればいいわけですが、ある意味で足の引っ張り合いで個人を浮上させようとするようなプレーもなきにしもあらずなので、そういう状況を見ていると私は「大丈夫?議会改革?」なんて思ってしまったりするのでした。

 
 というわけで、その方のアドバイス。「一般質問は年に2回にしたらどう?」「一般質問より決算、予算に力を入れたほうがいいんじゃないの?」それから、「登別市議会では定例会を減らしているけれど、多摩市では減らさないの?楽するために減らすのではなくて、その分、別の活動ができるのであれば減らしてもいいのでは?」などとご提案をいただいたのです。


 それにしても一般質問をやったかやらないかを厳しくチェックして、一般質問をやらなかったら「サボり」とみなされる傾向があり。そういう評価がなされてしまうのも悲しいところ。市議会ウオッチャーの皆さんのご意見も拝聴してみなければ。


 ちなみに、登別市議会では6月定例会を減らし、そのかわりに議会フォーラムを開催しているようです。この議会フォーラムは市民も参加できる意見交換の場のようです。ちなみに従前、6月定例会で行っていた補正予算(はほとんどないと思うけれど)、その他重要な議決案件などは臨時会の開催で対応をしているとか。定例会を減らし、まさに議会としての調査・研究を増やす取組みの一つですね。一度、登別市議会の実際の話をどこかで聞いてみたいものです。

 さて、私のテーマはやっぱり「教育・子育て」。先日の市民の第5次総合計画の基本構想をつくるワークショップでも「学園都市」というキーワードが出ていましたが、多摩市には大層な産業があるとお世辞にも言えないからこそ、「教育」「文化」をどう育てていけるのかが鍵だと思っているので。


 でも、「教育」ってoneテーマになりそうで、その範囲は幅広く、そこから少し絞込みをしていくことも必要そうです。12月の定例会では「学校図書館」のことを取り上げてみて、かなりここは改革の余地がありそうだと思えたわけで、これを一つテーマにしていきたいと考え中です。さしあたっては他市の先進事例を見に行くべく・・・・今日はアポ取りをしてみました。議員が学校に視察に行くと言うと「構え」られるのですね。議員は市民で、市民の立場で市議会で発言していく人・・・・特別扱いなんて必要ないのに、何か勘違いされてしまうような土壌があることが本当に残念。

 こんな問題を取り上げて欲しい・・・・「one テーマ」にできそうなものがあったらお寄せください!
→hisaka_box@yahoo.co.jp

投稿者 hisaka : 2009年01月06日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/1901