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2008年12月12日

12月定例会 建設環境常任委員会

 予想通り、午前中からの会議が延びに延びたので傍聴することができず。「一体何の会議?」という感じですね。党活動のことやら選挙のことやら・・・話し始めると課題は尽きずということで、朝からずっと缶詰状態での話し合い。総選挙は延びるし、それとあわせて都議会議員選挙にも独自の候補者の擁立を決定しているので、今後の体制づくりを再確認する時期になっています。

 と言っても、この話し合いに会派の3名が同席していることもあり、話は途中で市議会の話題にも。私としては月曜日の文教常任委員会で学校統廃合関係の条例提案と陳情が提出されているため、これについての判断をしっかりと固めておかねばならないと思っています。
 議会改革・・・なんていって、議論や協議を深められる状況にいきたいとは思うものの、今回の案件については事前に会派の意向を固めておくことが必要で、例え意見交換や交流をしていったとしても会派の意向は変更しないとの方針で貫きたいと考えています。最初に結論ありきの議論では議員同士の討議は全く臨めもしませんし、討議をするだけが徒労に終わる場合もあったりするので、「議会改革」を訴えている立場の私にとっては矛盾極まりない状況です。まあ、これは「議会改革」を旗印に掲げている多摩市議会全体が問われていることなのだと思っていますが、「言うは安し」というのが実態で、「議論する市議会」や「討議する市議会」と言っても、現実問題としてその行動が言行一致しているかどうかがかなり厳しく問われるような気がします。

 さて、今回の統廃合の案について私たちの会派で新たな問題点となったのは新校の名称のこと。なぜ、「青陵北小学校」「青陵南小学校」になるのか。地域の名称を残し「貝取小学校」「豊ヶ丘小学校」にすべきではないのか・・・・という意見です。貝取も豊ヶ丘も古くからの地名であり、それを大事にすることがなぜできないのか?例えば・・・・「瓜生小学校」(南永山小学校と西永山小学校が統合)については、多摩村からの「瓜生」という名前に変更していることに見てもわかるということです。地名問題については「町界町名地番整理審議会」における整理もそう簡単には進まずに、地域の合意形成に時間がかかることに見てもわかるように、歴史を重ねている地域だからこそのこだわりと愛着があって当然で、機械的に線引きをして割り切れるような問題ではありません。それは学校の名称にもあてはまることな気がします。
 
 私が多摩市に引っ越してきた頃、当時住んでいた場所は「連光寺」で、いつの頃だったか途中から「諏訪1丁目」に変更した記憶があります。でもそれについて、大きな抵抗感を感じなかった私はやはり線引きをされるところの「新住民」に入っているのでしょう。


 
 でも、だから「旧住民」のことはわからないではないですよね。全国各地の合併問題を見ていても、新しい「市」の名前をどうするのかでもめていたりとか、また自分の町が隣町の大きな市に「吸収」されてしまっている事例などなど・・・・やはり住んでいる人たちの気持ちの問題は軽視できないなあと思えるので。仮にも多摩市がどこか近隣区域と合併するとして「多摩市じゃなくなる?!」なんて時にはやっぱり私も抵抗感覚えるに違いないので。


 というわけで、週明けの委員会に持っていく結論ですが「学校名も含めてを再考して欲しい」ということになりそうです。

投稿者 hisaka : 2008年12月12日

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