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2008年12月03日

12月定例会 一般質問3日目

 今日が終わって一般質問も残すところあと2日間。ところが、私・・・自分の発言順は最終日の一番目なので「中だるみ」という感じです。3日目の今日はお昼休みの後に新人職員さんたちがずらりと傍聴に。「新人職員研修」の一貫だとか。・・・・・・これ・・・・・・傍聴した感想とかあとから提出させられたりとかしてるのかしら?

 大学時代に公務員を目指していた同級生はたくさんいたけれど、おそらく彼、彼女たちは学生時代に「地方議会」のことなんて意識もしていなかっただろうし、ましてや自分の住んでいる自治体の議会にだって一度でも傍聴に行った経験があるかといえば、恐らくなかっただろうな・・・・・。

 たぶん、今日の新人職員の方々もいろんな意味で今日の傍聴は勉強になったのではないかしら。私が多摩市の本会議場に初めて足を運んだのは忘れもしない・・・多摩市制施行記念でのイベント「子ども議会」のとき。これはイベントだったので、平常時議会とはまた違った雰囲気だったと思われますが、議会の場所が市役所の4階にあることも初めて知ったのがこのときでした。子どもたちの後姿がまぶしかったことを覚えています。まさか自分が議員になるとは全く想像もしなかった頃の話。


 今日はたまたま向井さんの発言の中で「子ども議会」のことが話題になったので上記のことを思い出したのでした。向井さんは「公立学校だからこそできる教育改革」というテーマだったけれど、親の経済格差が子どもたちの学力他の格差に結びついているとのご自身の認識を明らかにしていました。向井さんに続く橋本さんの質問でも同様な見解が述べられていた気がします。貧困の再生産、親の所得×子どもの育ちのことを話題にしていました。私も、その点についてはもう既に否定し難い事実もあるのだと感じていて、弱いところにますますしわ寄せがいくような構造を根本から変えていかなければいけない気がしています。
 橋本さんによると、教育に「受益者負担」的発想が浮上したのは1971年で昭和46年で、当時の中教審(中央教育審議会)で議論されたのだそう。(っておそらく今でも引き続き議論は続いていると思われるが)


 「あーーーーーー・・・・私の生まれる前の話。」


 
 歴史を遡らないと・・・・ってちょっと勉強不足を反省した一瞬でした。

 本日は教育長がとてもいい発言をしていました。さすが元教育者だけあり、そこは的確な答えをはっきりと表明してくれるところがすがすがしい感じ。


 「自分がよりよく生きようとする能力」を育んでいくために教育があるのだと。これは文部科学省が言うところの「生きる力」ということなのかもしれませんが、子どもたちが自分自身でよりよい生き方を選択する力を身につけること・・・・本当に大切なことだと思っています。そのために何ができるのか。子どもたち全員に向き合うことができる「公教育」の現場の重要性は言わずもがな。だからこそ教育環境を整備することには踏ん張っていく必要があると思うのです。


 というわけで、私の図書館政策の質問も視点の一つにあるのは「公教育」の環境をどう整えていくのかと言うこと。学校図書館司書を全校に配置をするのであれば、そのことの意義や意味がしっかりと市民に理解される必要があり、そのためには教育委員会がもっとしっかりと下支えしていかねばならないし、その姿勢を見せて欲しいなって思う。全校配置の成果が実を結び、多摩市の教育の柱になるべきではないかって・・・・・これがここ最近の私の考え。まさに子どもたちに直接届くサービス(という言い方も変かもしれないけれど)のところをどう充実していけるのかがポイントだと感じるので。

 ◇閑話休題その①
 いよいよ明日・・・・パルテノン多摩の4階、5階に「トレーノ・ノッテ」がグランドオープンするそうです♪→オーナーのBlog

 ◇閑話休題その②
 内田樹さんのBlog「新55年体制へ向けて」が面白い。

投稿者 hisaka : 2008年12月03日

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