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2008年11月12日

改革は進むか? 議会改革の行方はいかに。

 久々に「改革は進むか?」シリーズで議会改革特別委員会の報告です。いよいよ議会改革の全体像をまずは骨子案の作成にまでたどりついていますが、何しろ「骨子案」と一言で言っても・・・・・・「骨子案」に対するイメージはメンバー13人13色という感じ。全体でイメージを共有化しながら、議論を進めていくことに必要なことは情報伝達のていねいさと意見交換のきめ細かさに、どうやら最後にはとりまとめ薬の調整能力、微調整技術の高さが問われることになりそうです。

 というわけで、議会改革で目指すところは議員それぞれが自由かっ達に意見交換をし、議論をすること・・・・・「討議する議会」をお題目にも掲げているわけなので、この特別委員会ではまさにプレ?!活動中。この委員会で自由な討議ができないのであれば、議会改革は語る資格なし!と言われるでしょうね。

 傍聴席の議会ウオッチャーの眼に映る光景はあまりにも「お粗末」なようですが、自己主張の塊という側面以外の議員たちの人間性がよりよく発揮され、よりわかりやすく表現されている場になっているのではないかと思っています。意見交換の場で微妙な間合いで意見対立を修正してくれるような発言をしてくれる共産党会派の橋本さんはさすが!時には誰もが下を向いてしまうような主張をなさる方についても・・・・ビシビシッと正論でその場を諌めてくれるという技量も発揮してくださいます。他市では女性議長が誕生している議会もありますが、多摩市議会でも「女性議長」の誕生で・・・・市長も女性、議長も女性で話題づくりをしてはどうかと思ったりします。(これは、単なるひとりごと)


 いずれにせよ、これまでは「議会の改革は必要」という温度差はそれぞれだとしてもそれなりの認識のもとに意見交換を重ね、合意形成を一定程度まで図ることができたのですが・・・・これからがかなりハードなる議論の展開になりそう。全体像としては「討議する議会」「市民ととも政策提案していける議会(市民参加の機会を増やしていく)」との方向で、議会をもっと機能し活性化できる取組み方策を検討していきたいとなっているわけですが、具体的な取り組み方策・取組み事項の各論に議論を進めていくところで、果たしてどこまで合意事項を増やしていけるのかが課題。


 すでに・・・・・通年議会の開催について、閉会中の文書質問について、会派のありかた、議決事項を増やすことについて、議会報告会について、市民の議会における発言について、政務調査費の使途の公開(情報公開請求されなくても公開していく)などなど・・・・慎重に議論すべしとの意見が出されているので、このあたり・・・・・一定の意見一致をみるためには相当な時間が必要になりそう。

 どうなるやら?


 とりあえず、5月に行った「出前委員会」から半年以上が経過することもあり、中間報告会なるものを開催することにはなったけれど。日程は下記のとおり。


 1月24日土曜日 19時から パルテノン多摩第一会議室(多摩センター)
 1月25日日曜日 14時から ベルブホール(永山)
 1月27日火曜日 19時から ヴィータホール(桜ヶ丘)


 「総選挙があろうがなんだろうが、公務!」と釘を刺した発言があるのが議会ならでは・・・・という感じですね。この中間報告会までに意見交換はどこまで到達しているでしょう?

 どうなることやら?

 明日から議会運営委員会の視察です。視察先は福島県の須賀川市と会津若松市。両市ともに議会改革に積極的に取組んでいるとのことで話を聞いてきます。

 「そんなの電話で問い合わせて聞けばいいじゃないの!」


 とのご意見もいただきましたが、全員で足を運び、同じ場で同じ話を聞くということが大事だったりするんです。

 でも・・・・議会改革って「同床異夢」なのね・・・なんて最近つくづく感じています。

投稿者 hisaka : 2008年11月12日

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