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2008年10月31日

市制施行37年。諏訪中開校30周年。

 今日は午前中に市制施行から37年の毎年恒例の式典がありました。市民表彰などが行われたそうです。私は午前中は久しぶりに通勤電車に揺られ、昨日に引き続き「地方自治と子ども施策全国自治体シンポジウム」に参加をしたので、市制施行の式典は欠席しました。そして午後は諏訪中が開校から30周年目を迎えるとのことで記念式典があったのでそちらにも出席をしました。慌しく過ぎた一日でした。

 来賓挨拶で初代の教頭(今なら副校長)、二代目校長の先生が述べられていましたが「ニュータウンができて、7年くらい経ち、やっと中学校が地域に完成したという喜び、期待感があふれていたことが懐かしく思い出される。」と。ちょうど私が生まれた頃の話ですね。当時のことを記憶を辿っても全く思い出せない私にとってはやはりニュータウンにもただただ歴史を感じてしまう・・・・というわけで、廃校になったり、統合新校ができたりという今の状況は未来からどんな位置づけになり、どんな視点で受け止められるのだろう・・・・などと式典中ずっと考えていました。

 諏訪中学校は「荒れている」なんて昔のイメージで語られることありますが、今はとても落ち着いた雰囲気の学校です。入学式卒業式も地元地域の学校にしか出席をしていなければ、なかなかわからないわけですが、式典と言うことで出席をされていた議長、副議長、文教常任委員長も「とても真面目な雰囲気の学校だ。」という印象を持ち帰られたようです。式典のオープニングは中学校3年生女子の選択体育(なんて科目があるんだ!)を受講している生徒のみなさんの「諏訪中ソーラン」から。小学校の運動会と言えば私は3年間連続でソーラン節を踊った記憶がありますが、民謡調のコテコテな雰囲気ではなく現代風なアレンジを加えた楽曲にあわせて私にとっても「新人類の舞!」と思えるような演技の披露がされました。私が中学校3年生頃は「御神楽」が体育の授業であったと記憶していますが、音感ゼロな私にとってその授業がどんなに憂鬱で苦痛であったかを思い出したりしました。それにしても新人類のソーラン節の舞は軽やかでした。

 今の中学生の悩みってどんなところにあるのだろう?

 昔の中学生(私)も時代環境の変化があれば、その当時に抱いていたことも「今は昔」。実はそのことを意識しておきたいわけですが、やはり「自分たちの主張」や「自分たちの意見」が社会でどれだけ大事にされるのかを深く考えるような時期なのではないかなという気がします。なので、午前中に参加をした「地方自治と子ども施策全国自治体シンポジウム」の「子どもの参加支援」をテーマにした分科会で事例発表のあった八王子市の「はちおうじ子ども議会」や長野県茅野市の「こども会議」、中野区の「ハイティーン会議」などの取組みに労を惜しまず、地味に続けることの意味が大きいような気がしています。特にお隣八王子市の子ども議会の事例には学ぶところがとても多い!短い事例報告の時間だけでは聞けなかったことを直接伺いに足を運ばないとと思っています。子ども議員である小学5年生~中学3年生までに立場の近い「斜め上」の年長者=大学生のファシリテーターを育成して取組んだ子ども議会・・・・なかなかいい試みだと思いましたが、多摩市でやったら二番煎じになるだけ?!

 でも、やっぱり子どもたち自身が発言し、主張し、そしてそれによって「変わる」ことの実感を得られたとすれば、その経験は変え難い大きなものになると思います。


 ところで、諏訪中学校の吹奏楽部は東京都のコンクールで金賞を受賞しています。その指導に当たっている副校長先生がタクトを振る姿・・・・・会議などでお会いするといつもお疲れ気味の様子チラリと感じることもあるのですが、そんな疲れも感じさせないほどにとても生き生きされていた後姿が今日一番の印象的な場面でもありました。生徒と体当たりで向き合っている姿こそ一番輝いている!そう感じました。これぞまさに先生たちの本来の姿だなと。とてもいい記念式典に胸が熱くなりました。


 明日は青少協北諏訪地区委員会の新しい企画!「お釜でたいたごはんを食べよう」があるのでお手伝いをする予定です。地域の方のご協力を得て校庭で釜炊きを行うとの話。私にとってもはじめての経験です。

投稿者 hisaka : 2008年10月31日

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