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2008年10月06日
市政世論調査
定例会が終わった途端・・・選挙モードがどっと押し寄せています。それにしても解散総選挙は秒読み段階ではなくなったのか、なくなっていないのか?よくわからない状況です。当初は今月末にも投票日か?と言われていたので、短期集中型で選挙に臨めるのでいいなあと思っていたのですが、どうやら私の思い通りには行かないようで(って当たり前ですが)。
選挙モードになってしまうと、すっかりと市政から遠のいてしまう傾向もありますが、12月定例会もありますし、政治活動だけでなく議員活動もきちんとこなしていかねばと思っていますので、先般配布された第31回の市政世論調査結果に目を通してみました。
これは毎年・・・「多摩市は住みやすいですか?」と尋ねる調査です。おそらく調査結果についてはまた「たま広報」に掲載されると思っていますが、今年も「住みよい」と「どちらかといえば住みよい」とをあわせて89.0%という結果です。(標本数は3000人で住民基本台帳による層化副次無作為抽出。有効回答数は1704通で56.8%からの回答があり)
ですが、私は「住めば都」だと思っていますし、多摩市くらいの都市部だと生活に不便を感じることもそう多くはないので住みにくさを感じる人の割合はモトモト少ないだろうと予測もできると思っています。ただ、「住みにくい」と感じている人の理由として「騒音・振動」「交通の便」「買い物の便」「医療施設」としている人がいる点に留意したいものです。回答者の住居地域が特定されているとなれば、問題があるとして調査結果を受け止めることができるからです。単純集計結果のみだと明らかにはならない部分なので、結果の分析が詳細に出るのを待ってみたいと思います。
「住みにくさ」の理由で「ごみ処理」をあげている回答もありますが、これはやはり「有料化」(ごみ処理手数料導入)が要因なのでしょうか?それとも分別の面倒さなのでしょうか?それともダストボックスのようにいつでもごみを手元から消去できる気軽さがないということ?
いずれにせよ、概ねの市民の方は多摩市について「そこそこ満足」と総合評価をしていることになります。やはりその理由としては「緑の豊かさ」「空気がきれい」「日当たり・風通し」ということで、いわゆる住環境のよさが魅力。これも毎年同じ傾向ですね。緑の豊かさで言えば、それを維持するために多摩市は結構な税金を使っていると言うこともまた事実です。例えば公園管理の維持費もそうですし、緑地の確保なども含めて。
ところで、気になるのは毎年定番の質問・回答よりも毎年入れ替わりの質問・回答の結果等がどうやって今後の市政運営に生かされていくのかという点ですね。今年は「農業」、「多摩センター地区の活性化」、「交通対策」、「第五次総合計画」に質問項目を工夫しているようですが、その調査結果がどうなっているのか・・・・例えば昨年の場合だと「障害者理解促進」「多摩市自治基本条例」「多摩市議会の中継」と項目がありましたが、この調査結果はどのように反映されて次なる施策に生かされていくのか・・・・ってフォローするようなことをしているのでしょうか?
ちなみに、市議会の場合は昨年の調査結果を一定程度受け止めつつも、今年度は議会としての調査も行いました。昨年の調査結果では市議会の中継(インターネットなど)について見たいと「余り思わない」「全く思わない」という回答が6割を超えていたものの、今年の市議会による調査結果では市民の市議会中継への要望要請は「ある」という判断につながる結果が得られています。
市政世論調査はやらないよりはやった方がいいと思っていますが、しかし毎年やる必要があるのかといえば、それもまた必ずしも「そうだ」と言い切れない面もあり、何のために調査をして、その調査結果をどう生かしていくのか、そして今までどう生かしてきたのかをきちんと説明する時期に来ているような感じもします。毎年なぜやらねばならないのか?という点にもつながってくるのかもしれませんね。いつだったか、多摩市は毎年市政世論調査をやっている蓄積がとても貴重だとの説明を受けたことがあるのですが、確かに貴重かもしれませんが、「費用対効果」を勘案して判断すればどうなのか・・・・って点も新たに加えてみてもいいのでは?って思います。
今までの調査がどう市政運営に結びついてきたのかを少しフォローしてみなければいけませんね。以前、ある方から「いつまで、こんなクダラン調査をしているのか?!」とお叱りの声をいただいたことを思い出しました。
☆2007年、2006年の市政世論調査結果概要はこちらから(多摩市公式HP内)
それにしても長引く咳にはご注意です。インターネットを調べていたら、こんな記事を発見しました。風邪は万病のモト。
投稿者 hisaka : 2008年10月06日
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