« 民主党TAMA 議会報告会のおしらせ | メイン | 市政世論調査 »

2008年10月03日

9月定例会 ようやく最終日

 長丁場だった定例会が終わりました。終わってみればあっという間。補正予算、決算の認定など市長の提案した30の議案は全て可決されました。どれもこれも大事ではない案件ではありませんが・・・・その中でもちょっと重要かなと思われるものを改めて確認。

〇犯罪のない安全なまちづくり条例の制定(市民の防犯に対する要望をかなえるため)
〇教育長の給料が本則に戻る(行財政改革で市長・副市長とともに△10%していたのを取止め)
〇市民保養所を民間移譲(といっても富士見町の公社が引き取る格好だが)
〇保育料の改定(実質値上げ。しかし低所得者への配慮。多子軽減措置は手厚く)
〇やまばとホール廃止(役割が終わったわけではない)
〇公共施設の使用料の一部改定(値上げはしない。見直しによって一部値下げ。施設の利用促進に。)

 ところで、犯罪のない安全なまちづくり条例については総務常任委員会での附帯意見がありました。本当は本会議で全会一致で「附帯決議」にしたかったようですが、全会一致の見込みがたたなかったので常任委員会での「意見(決議)」に留めたようですね。その効力はいかに?

 これ・・・・多摩市議会の前例になるみたいです。委員会だけで「意見(決議)」を付すなんてことはこれまで例になかったみたい。


 「前例ないなら前例にしてしまえ」


 その発想が斬新ですね。これまでの市議会といえば「前例にないから、できない。やれない。認められない。」というわけで、行政と同じように前例踏襲型で「変えることを望まない」傾向のほうが強かったですから。


 というわけで、その点については総務常任委員会の功績は大きいと言えるのかも?!

 私としては教育長の給料を元に戻すことに議会の反対があるのかなと思っていましたが、いつも反対の共産党会派までが賛成の態度。私たち民主党TAMAと改革ゆいの会が反対しただけでした。議場外ではこの措置に対して疑問の声を述べている議員さんもいらしたのですが、やっぱり最後は手を挙げざるを得なかったのかな。いろんな柵の中で議員の態度表明も決まってくるのかもしれませんが、「市長・副市長・教育長」の減額措置を全て取止めるのではなく、「教育長のみ」の減額措置を取止めると言うのが本当に不自然。
 そのうち・・・・・本来は副市長を2人配置したいけれど、議会の賛同が得られないので1人体制で行くことにしました。ついては、1人にかかる責務が重いので副市長の報酬も元に戻します・・・・・なんてことになったりして。

 働きに見合った報酬・給与を。

 それって基準がとても難しい。共産党が主張しているように「行政がワーキング・プアを生み出している」という現状もやはり無視できないでしょうし。いわゆる正規職員ではない職員さんが行政の仕事を支えているのが現実。


 
 私たちは市民の貴重な税金を預かり、市政運営をしている立場。そのことを痛々しく感じながら今回の決算審査などに向き合いました。特に、保育料の改定については色々思うところもありましたが、会派でもかなりさまざまに検討をして結論を出しました。市民に負担をお願いする。それに見合ってきちんとした行政サービスを提供しているのだろうか。そしてこれからもしていけるのだろうか。そうなっていくように一市民の立場から行政を評価する視点を忘れないようにしないと・・・と思ったのが最終日の感想でした。

 いよいよ解散総選挙?

 さまざまなことにじっくりと整理をつけずして、次の活動に頭を切り替えていかなければならない状態に。政局争いばかりに巻き込まれていくのって本当に不本意・・・・・。

投稿者 hisaka : 2008年10月03日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/1839