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2008年09月12日

9月定例会 建設環境常任委員会

 今日の建設常任委員会も傍聴はできず。提出されていた陳情は継続されたようですが、産業廃棄物の保管などを行っている事業者に対する移転を訴える内容は生活環境への安心に関わる重要なものだと考えています。また、あとから今日の審査内容の議事録に目を通しておこうと思いますが、委員会では現地の見学も行ったようです。


 さて、保育園を欠席している我が子を病後児保育の利用者にするかどうかを迷う数日を過ごしています。でも、やはりニュータウンの地域から病後児保育の場所まではちょっと距離があり、免許を持たない私にとってはハードルが高いですね。あとは、「休めるなら子どものために休むべし」ということもあるかも。
 それにしても、「病気の時くらいは仕事をしないで。」というのが子どもの本心なはず。子どもの立場を大事にしきれていない社会だからこそ「病後時保育」へのニーズがあるんだろうなと思うと心境はとても複雑。長時間保育へのニーズなどを考えても、これが本当に子どものためになっているのか、子どもが大切にされている社会なのかって問いかけてみると私自身は疑問を感じずにいられない部分も。

 休暇はあっても、取得しづらい職場環境がある現実にもっと目を向けて、何とか改善策を打ち立てなければって思います。制度はあっても活用されていなければ意味がないですし、活用できないような環境がまだまだ存在することこそ問題ですよね。「子どもが病気のときくらいは仕事を休むべき。」と社会全体に当たり前の理解がない現実が子育て世代の働きにくさにつながっていることは言うまでもありません。だから長時間保育や病後児保育の拡充を推進することに私自身は戸惑いもあったりします。ニーズはあることは認識していますが・・・・・。

 
 というわけで、今日は決算特別委員会前に各会派が行政側に求める資料提出によって、公開された情報のなかに多摩都市交通施設公社の運営調書というものがあるわけですが、当該財団法人はすでに廃止されることになっていて、多摩市の出資1億円(当財団法人の資本金の3分の1)もそのまま消えてしまうようですが・・・・・相変らず常勤役員の1名の報酬総額たるや昨年度は12,732,000円で今年度に至っては12,740,000円とのことで、この役員報酬に見合った働きって一体何なんだろう?・・・・・・って思わずにはいられなくなりましたね。業績が上がらないから、報酬を削減するとかって発想はこれまで全くなかったわけで、そんなまま損失ばかり重ねる運営をしてこれた、そして議会としても手も足も出せなかった・・・・みたいな状況があったことの責任に重さを感じます。


 まさに、典型的な天下り先になってしまっていた財団。それを支えていた多摩市。・・・・・・「税金を使うことの意味と重さ」・・・・・自分も含めてですが、生温い認識で歴史を重ね、そして最終的には財団法人が終止符をうてば・・・・「解決?!」


 そんなにあっさり解決してしまっていいものかと思いますが、結果的には問題解決になってしまうなんて本当におかしい。誰が多摩市民の損失に責任を取ってくれるのでしょう・・・・・。決算特別委員会ではこのことが話題になるのかどうか。何事もなかったかのように終わってしまうことは避けたいものですが・・・・。しかし、そこまで突っ込んだとしても、あまり生産性ある実りある議論ができなそうなところが深刻さを物語り、この問題の根深さを改めて思い知るのでした。

投稿者 hisaka : 2008年09月12日

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