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2008年09月11日

9月定例会 厚生産業常任委員会

 今日は厚生産業常任委員会でしたが、傍聴には行けなかったのでまた後ほど審査の結果など確認をしたいと思っています。ただ、後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書を提案して欲しいという市民の陳情は採択されたものの、全員一致での「採択」ではなかったので意見書提出には至らなかったとか。多摩市議会の全会一致ルールって「どこかおかしい」って感じがします。

 昨日は知人のお宅におじゃまをし、「君が代不起立」で処分を受けている河原井純子さんにお会いをしました。この件については、今回の定例会でも裁判が継続される旨、市長の報告でなされたばかりです。さらりと報告を聞いているだけでは聞き逃してしまいそうなことですが、私の周りにはこの裁判を支援している人も多く、内容についてはまだまだ理解が甘いと思っていますが、学校現場の状況が息苦しいものになっているように想像してきました。河原井さんに直接お目にかかれるということだったので、これは貴重な機会だと足を運びました。

 いわゆる彼女は「日の丸・君が代強制に反対」という姿勢を貫き、都教委から厳重な処分が下されているわけですが、それにも屈しない闘士とも言えます。見るからに「闘士」って感じ?・・・・という期待とは裏腹に、静かな物言いでとても穏やかな女性でした。今、停職処分を受けている間に、全国各地を行脚しているそうですが、各地の状況や人々との出会いなどの話を伺いました。こういう活動をしていると同じような考え方を持った仲間ばかりに囲まれているイメージになるのかもしれませんが、決してそういうものではありません。集会を行えば、会場の外では彼女の主張と相対する立場のグループが街宣活動を展開していたり、反対の主義主張をする方々が参加をしたりと、本当にさまざまな場面にぶつかっています。でも、反対の主義主張を持つ青年との出会いや意見交換ができたことがうれしいと話す彼女には芯の強さを感じますね。「色々な主義主張を持つ人がいて、お互いにその存在を認め合うことのできる社会が豊かな社会」という考えがあるからこそ、反対の主義主張の存在を否定するのではなく、受け止めることができるのでしょうね。本来あるべき姿そのものだと思います。


 そもそも「国旗・国歌問題」そのものを決めるときの混乱状況を思い起こせば、それこそ普通じゃないですよね。私も当時、「不思議だなあ」という感覚で状況を見つめていた気がします。「紛糾するのであれば、国旗も国歌も新しく作り直してしまったらどうか」と話していた友人の考えに共感するものです。結局のところ法律が制定されて、それを根拠に「強制力が働いている」ということが問題なのです。「強制強要しなければいいのに」・・・・ってとても簡単なことのように思うのですが、やっぱり難しいことなんでしょうか。なんて言っている私も「国家に対する反逆者!」なんてレッテルが貼られてしまうのかしら?思想、信条、主義主張は誰かに強制されたり、強要されたりするものではないし、強制するものや強要するものでもないはず。「強制強要」っていう行為そのものが私はやっぱり好きになれない。


 それにしても最後まで一人屈しないで闘い続けるのってやっぱり強さが必要で、まねできない感じ。でも妥協したらいけないところ、絶対に信念を貫かなければならない場面では一人になってもいいという覚悟や勇気が必要なんだろうなと思いました。まだまだ私は修業不足。


 明日は建設環境常任委員会で、週明けが文教常任委員会。週末3連休なんですね。今、気がつきました。

投稿者 hisaka : 2008年09月11日

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