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2008年09月09日

9月定例会 実は多摩市は余力あり???

 今日は会期中に開催される決算特別委員会の設置がありました。委員長には小林憲一議員、副委員長には武内好恵議員に決まりました。・・・・・・・・って、これらのお役は会派持ち回り式なので委員長は共産党会派から、副委員長は生活者ネット・無所属会派より選出することになっていて、予め決定されていた人事です。持ち回りというのは、私にとってはあまり重要とは思えない「ポスト争い」を避けることができる仕組みなので穏便にことが運ぶというのが利点です。

 決算特別委員会では今回初めて議員同士の意見交換が行われる運びになっているので、日程が1日追加され、全部で6日間で開催されることとなりました。日程はこちら・・・・(たまには市議会のホームページもご覧くださいませ♪)


 決算の内容について市長から説明があった後、即決案件が提案されました。即決案件というのは、常任委員会などへの付託を省略し、その場ですぐに議決をするというものです。人事案件や契約案件が即決される場合が多いです。今回も人事案件では福祉オンブズマンの再任の提案があり、全会一致で同意となりました。そしてまた契約案件としては諏訪複合施設(教育センターにひまわり教室が移転するために工事を行う)の工事請負契約についても全会一致で可決されました。・・・・だいたい、即決案件の場合は無難に可決される場合が多いです。


 というわけなんですが、今日の即決案件で質疑が出たのは和田地域の緑地を取得するための議決。これに関しては既に予算化がされているものですが、財産価格審議会にて坪当たり約11万円にて購入することが決定したので、改めて議決して、正式な売買契約締結の運びとなります。これについては議会内部でも「ありえない高値ではないか」との疑問の声もありましたが、結局は全会一致で可決となりました。付近の相場からしてもかなりの高値だと指摘する立場の議員は「多摩市は財政難だったはずなのに、こんな価格で購入するなんて、あり得ない。」と話をしていました。
 「緑地保全」ということで、開発されるよりは取得するべき・・・・・とする立場からすれば、あとの交渉は市長に一任した格好になってしまうため、価格云々によって「否決はできない。」つまりは「高いから要らない。」とはなかなか言い難いのが実情です。なので、結局のところ賛成せざるを得ないわけですが、市民的に見たら「多摩市って財政的にもまだまだ余力あるのね。」と見られてしまうのも致し方ないのでしょうね。


 ちなみに今回は約8400平方メートルを約3億円にて購入することとなりましたが・・・・。本当は・・・・・・・・・・・・・・・・・「みどりを買っている場合じゃない?!」

 しかし、ここってどんな「まち」を未来に残していくのかを考えて対応するべきところで、目先のことだけで語ることもできない問題。ただ、市長の交渉力ってところになればそこには色々な評価があるのかもしれません。当事者ではないから交渉力の有無についてとやかく言えない歯痒さは残るかも。結局、取得に関しても1名の議員が質疑はしたものの無難に可決されて滞りなく議事終了。


 その後、決算特別委員会の運営をめぐって、理事会(各会派から1名ずつ理事が選出されていて、事業の評価方法などを話す場)が開催され、かなり紛糾模様だったけれど最終的には評価対象事業29項目が決定。明日からは常任委員会の活動が順次スタートしますが、それと並行して会派での意見交換を進め、決算特別委員会に備えなければ。


 「何て、自転車操業的なんだろう・・・・。」と思いつつ毎日をやりこなしているのは、おそらく私のみならず全議員、議会全体がそうなっているはず。自転車操業的なのってあんまりいい傾向じゃないなあ。何となくその場しのぎになりがちな気もして。何はともあれ、前向きに。明日は「犯罪のない安全なまちづくり条例」の審査が行われます。

投稿者 hisaka : 2008年09月09日

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